この『月々雑感』も6年目を迎えました。
ホームページにご訪問いただいた方に少しでも役立つような記事を綴っていけたらと思っています。月に数度の更新ですがちょくちょく覗いていただければ幸いです。
月々雑感
見積もり1件で壱万円也
5月も今日で終わりです。
梅雨前ということで、塗り替えよりも雨漏り案件のご相談を多くいただいています。
お声がけいただき、ありがとうございます。
さて
先日、弊社にご依頼くださったお客様。
他にもお見積りをとっていたそうで、弊社以外では【塗装業者紹介サイト】に依頼されていたとのこと。
その紹介サイトから何社かの業者さんが見積もりに来たそうですが、そのうちの1社さんが
「ここに来るだけで1万円とられる」
とボヤいていたそうです。
お客様は何のことか意味がわからなかったそうで、「私に言われても・・・」な状態だったそうですが、塗装業者紹介サイトの中には紹介手数料として1万円をとられるところもあるんですね。
悪習とは言え、一般のお客様に愚痴を言うのもどうかと思いますが、ついつい口が滑ってしまったのでしょう^^;
この紹介手数料は一般の方が支払うのではありません。
塗装業者が、運営会社に対して紹介手数料として1万円払うのです。
私のところは、そのような紹介サイトに登録していませんので直接的には知りませんが、同業社から何人か聞いたところ事実のようです。
受注出来ようが、出来なかろうが1万円。
極端な話、まったく塗装をする気がない人の所へ行っても1万円支払わなければなりません。
一般的には、塗装業者紹介サイトに依頼する人は本気度という点では少ないと言われています。
例えばの話ですが、「あなたの愛車の査定はいくら?」とWEB上で見たら、今のところ車を売る気はないけれど、「試しに査定してみようか」という人も少なからずいるのではないでしょうか。
それと同じで、「あなたの家の外壁はいくら?」とWEB上でみた時、今すぐ外壁塗装をする気はないけど【目安としていくらくらいになるか知りたい】そんな方が気軽に問い合わせしてしまうのかもしれません。
同じ業者の立場からすると、工事をするかしないか分からない人のところに行くのは全然大丈夫ですが、その紹介してもらった御礼として1万円を支払うことはとてもじゃないですが出来ません。
そうは言っても、個人の時代からすると20年くらいやっていますので、過去には仕事が無くて困った時期があり、そういう所に頼ってしまう同業者さんの気持ちも充分に理解できます。
代表者としては仕事が無いことは我慢出来るのですが、職人さんをかかえている場合は「遊ばせてしまう(休ます)」ことが何より辛いからです。
なので、そういう所は行かないでおきましょう。というのも言えませんし、なかなか複雑な気持ちになってしまいます。
ただ、一般の方もうすうすは分かってきだしたので、このようなビジネスモデルは長くないような気がします。
自分の考えは、こういうとこはダメですよって言うより、それよりも優先して地域で頑張ってる塗装業者さんに直接依頼して欲しい。
そう思っています。
愛想もくそもない
4月に入りました。
ありがたいことに忙しくさせていただいています。
先日は弊社に以前ご依頼いただいたOB様から
「ガレージをリフォームしたいから見積もりをお願いできませんか?」
とお声がけいただきご訪問しました。
工事の内容は内部工事です。
外装工事をメインとしている弊社は、内部工事をすることがほとんどありませんが、OB様からご依頼があった時のみ対応しています。
実の兄が内部のリフォーム屋をしており一通り対応出来ます。
兄と同行してご訪問しました。
OB様(お客様)と自分が会話をしていた様子を見ていた兄が後日、私の対応について
「愛想もくそもないな(笑)」
と冗談交じりに言ってきました。
これは昔からよく言われていることです(笑)
自分では全く気付かないもので、ハタから見るとそういう風に映るのですから事実でしょう。
いや、まだお会いしたことが無い方に誤解無きよう言うと、とうぜんながら敬語も使っていますし、挨拶するときは腰も90度曲げてるつもりです。
胸張るところではないですが(笑)
これが、営業の会社に少しでも勤めた経験があるならもう少し営業マン「らしい」対応が出来るのでしょうが、職人の経験しかなくそのまま来てしまいましたので営業マンらしさが特別ないのかもしれません。
これがウケてるとは思いませんが、意外と発注も頂けています(^^)
よくも悪くも「素」のままの自分なのです。
なんというか、訪問した先でガツガツもしたくないし、逆に自分がガツガツされたらドン引きしてしまいます。
ドン引きと言えば、このあいだ携帯ショップへスマホの設定を変えてもらうために行きました。
自分はスマホの設定を変えてもらうために行ったにも関わらず、対応した若いスタッフさんが
「このサービス今入っておかないとマズイですよ~」
的な感じで不安煽って新サービスの営業をかけてきたので、話を遮り
「仮に、ここで自分がそのサービスに加入したとしても『売り込まれた』という記憶は忘れないからこの店には二度と来ないよ。それはここの店の損失やろ」
と若いスタッフさんにやんわりですが説教してやりました(笑)
よくよく聞くと近隣の同系列の店がよく売れてて焦っているのだとか。
それはあくまで店の事情であってこちらには関係のないこと。
その後、こうした方がいいんじゃない、ああした方がいいんじゃない。
とアドバイスしました。
素直な子だったのでメモしていました。
というか、何者?俺(笑)
商行為なので売り込みがダメとも思いませんし、店側の事情で物を売ったらダメとまで思いせんがそういうスタイルはこれからの時代は厳しいんじゃないかと思っています。
数日前も、訪問販売の業者さんから
「今すぐ塗り替えをした方がいい」
「外壁が大変なことになる」
と煽られたお施主様のところへ訪問しましたが、まだ問題がないので
「まだ塗装は必要ないですね。1、2年後でも大丈夫ですから」と言って帰って来ました。
その1、2年後のタイミングでお声がけ頂きたい・・・くらいの商売っ気はあります。
会社をやってるのですから。
それでも、今必要ではないのに無理に工事を煽(あお)ったり、急かしたりするのは自分のスタイルではないわけです。
外部の工事は、新築で建てた次の日から【劣化】が始まります。
それが10年経っていれば【塗り替え時期】というのは正解です。
ですので、やらないよりはやった方がいいには決まっています。
ただ、傷んでいる様子はなかったので「今すぐ必要か?」と聞かれると「1、2年後でいいのではないですか」とお答えしたというわけです。
もちろんケースバイケースで
「この状態ならすぐにした方がいいですね。」
とお答えする時もあります。
自社の利益基準で物事を判断しているわけではなく、建物をメンテナンスするべきかを基準で判断しています。
幸いなことに忙しくさせていただいていますし、そのまま帰ったとしても上司がいるわけでもなく誰にも怒られることはありませんのでそのような事が出来るのでしょう。
愛想もくそもないかもですが(笑)、そのあたりは正直にやっていきたいと思っています。
LINE塗装相談室はじめました。
LINEはじめました。
個人用ではなく会社用のLINEです。
▼下の画像をスマホからタップすると友達追加できます。
今回、会社用のLINE(正式にはLINE@)を登録したのには理由があります。
普段から・ご質問・ご相談・概算お見積りのご依頼をよくいただきます。
その際に、可能であれば写真を「添付」していただきたいと思ったからです。
もちろん写真が必要な場合のみです。
あるある話ですが
「幅が4mくらいで2階部分に1mくらいベランダがせりだしてて3階はへっこんでてそこの3階部分の・・」
と、お電話口のむこうでご相談者さまがおっしゃってる場合がありますが、建物の形状は何となくは理解できます。
あくまで【何となく】です^^;
こちらはイメージで建物の形状を想像するわけですが、具体的なご質問をいただいてもお答えしにくいのです。
それなら写真を送っていただきご質問いただいた方が、
・あるていど情報が正確になりますし
・ご質問にもお答えしやすく
・ご相談者様と私の時間も短縮されます。
一石三鳥です(^^)
もちろんLINEに登録したからと言って、変な宣伝もなければ、飲食店さんのようにクーポンを発行したりもありません。
あくまで、ご相談や概算のお見積りに使用するのみです。
済みましたら登録を解除していただいて構いません。
しかし、すごい時代になりましたね。
ポケベルが懐かしいです、、、(遠い目)
さて、それでは(友だち追加)の方法です。
LINE相談室の登録方法
登録(友だち追加)は簡単です。
スマホからこのページをご覧になられている方と、パソコンからこのページをご覧になられている方と二通りいらっしゃいますので2種類の登録方法をお知らせ致します。
スマホからこのページをご覧の方
↓の友達追加をタップしてください。
パソコンからこのページをご覧の方
↓QRコードから友だち追加してください。
【QRコードから友達追加する方法】
①設定画面の【友だち追加】を押してください。
②このような画面になるので【QRコード】を押してください。
スマホがカメラになりますので、上記のQRコードにかざしてください。
これで友だち追加になります。
LINEを普段お使いの方はいつもどおりのやり方で十分です。
留意点を3点ほど。
■弊社側からは、いつものLINEと少し違ってややこしいです(汗)
そのため慣れるまでは不手際があるかもしれません。
■ご質問・ご相談を頂いててもお返事が遅れることがあります。
■メッセージはいつ頂いても大丈夫ですが、返信は8:00~20:00までとなります。
今までどおり、弊社のスマホ用お問い合わせページには写真を添付する箇所があるのでそこに画像を添付していただいてもかまいません。
(これは少し慣れている人ではないと分かりにくいですね(汗))
今回、会社用のLINE開設にあたり、このブログにもたびたび登場する一友ビルドテック㈱の金塚社長に色々と教えていただきました。
コワモテの金塚社長ですが、実際もコワイです。
いやいや、怒られる(笑)
ほんとこんな冗談が通じるくらいほんと優しいです。
▼一友ビルドテック株式会社 金塚社長
相模原市周辺で塗装工事をお考えの方は一友さんのホームページも覗いてみてください。
お薦めの塗装店さんです(^^)
一友ビルドテック株式会社
以上になります。
エイケン工業の「LINE塗装相談室」をぜひ、お気軽にご利用ください(^^)
胡散臭い団体
少し前になるのですが、塗魂ペインターズの関西会議後の懇親会である人が
『ここに入る前、塗魂ペインターズは胡散臭い団体だと思ってた。だけど入ってみて分かった。こんな素晴らしい団体ないと言い切れる。』
続けて
『もし、胡散臭いと同業者で思ってる人間がいるなら俺の前に連れてきてほしい。何時間かけてもこの団体の良さを伝えたい』
とおっしゃっていました。
確かにおっしゃるとおりでこの方、業界の先輩ですが入会前は構えて?いました。
ファイティングポーズをとっていた感じです(笑)
あまりの変わりっぷりに少し驚きましたが(笑)、このあたりの感想は全く同感で、胡散臭いまではいかないまでも、入会前の自分自身もなんとなくアレルギーがありました。
(同業者が集まって何をするねん)
(ボランティアって何するの?)
(傷の舐め合い団体やんけ)
なんてことを思っていたのです。
胡散臭いと変わらんか(笑)
ただ、現在会員であるメンバーとそんな話をすると、入会前は「実は私も・・」と同じように思っていたという方が意外と多いです(^^)
それは、おそらくは「自分の周りの同業者」そのものが苦手なんだと思います。
自分も同じくで1人、2人は仲良くしている同業者さんが周りにいましたが、ほとんどは付き合いがありませんでした。
意識的に避けていました。
同業者が集まって居酒屋に行っても『あそこの仕事は安い』だのとネガティブな話が多かったからです。
あの空気が好きになれませんでした。
ですので、同業者と言えばそのようなイメージがあったのです。
だけど、たまたま縁あって、たまたまタイミングが合って塗魂ペインターズに入会しました。
塗魂ペインターズに入って4年ほど経ちますが、『ここに入ってよかった』と心底思います。
・価値観が変わりました。
・自分の仕事が誇れるようになりました。
・業界全体のことを考えるようになりました。
なぜ、いきなりこんな話をするかと言うと、昔の自分と同じよう思って入会に二の足を踏んでいる同業者さんがいると思ったからです。
特に現在入会キャンペーンをしてるわけでもなく(笑)、頼まれて書いてるわけでもありませんが、これからの業界のことを考えると意識の高い同業者さんが増えれば増えるほど業界の発展につながると信じています。
価値観の押しつけみたいで、あまりこういう事は言わない方ですが、もしそんな事を思っている同業者さんがいたら、少しだけ勇気をだしてください。
ほんと素晴らしい団体です。
世界が変わると思いますよ(^^)
批判する時のルール
今年に入ってから行事続きでした。
1月18日に関西塗魂ペインターズが主催した全国会議。
1月29日にお手伝いで行ったハウスレンジャーオープンイベント。
それぞれは個人ブログの方で綴っています。よろしければお読みください。
塗魂(とうこん)ペインターズ全国会議IN京都
ハウスレンジャーオープンイベント
昨日は九州の博多に行ってまして、本日の夕方に戻ってきてこのブログを書いています。
博多に行ってきた理由はセミナーです。
ペンキ屋の割には少々ホームページの事が詳しいということで九州の同業者さんからお声がかかり行ってきました。
セミナーと言っても、所属しているJPM(㈱日本塗装名人社)の仲間内での勉強会みたいなものなので和気あいあいな雰囲気です。
▼セミナーの様子
普通はセミナー名を『ホームページについて』とかやるものですが、笑いをとろうと『中洲十番勝負編』としましたがスベりました。
机の下に隠れたかったです(笑)
▼講義の様子
偉そうな雰囲気ですが、実は大したこと言っていません(笑)
▼最後に記念撮影
久しぶりに合うメンバー、初めてお会いするメンバーもいたのでそれが嬉しかったですね。
何人かから「勉強になった」と気を遣って言って頂けました。やはり仲間内でするのが一番です(笑)
普通この仕事をしていると出張はないもので、たまにはいいのですが、あっち行ったりこっち行ったりするのはあまり好きではありません。
これからは少しの間、大阪に引きこもる予定です(笑)
さてさて、このセミナー内でも話したことですが、先日見積り依頼を頂いたお客様と無事契約し、そのあとの雑談で弊社のホームページの話になりました。
その中でお客様から
「エイケンさんのホームページは業界のことを書かれたりしていますが、それで文句をつけられる事は無いのですか?」
と聞かれました。
ホームページを開設して10年以上経ち、文章は自分の言葉で書いていますので、全て覚えています。と言いたいですが1年前に書いたことすら覚えていません(笑)
ですので、どの記事をお読みになっておっしゃったのか分かりませんが、自分のスタイルとしてホームページ上で何かを『物申す』場合、自分なりにルールを作って書いています。
・同業者、塗料名など固有名詞を書かない。
・自分より遥か大きなものについてしか欠かない。(業界の悪習など)
この2点です。
塗料についてもよほど粗悪なものであっても固有名詞は書きませんし、比較するときはモザイクを入れてわからないようにします。
世間に公開するものなのでかなりオブラートに包み気を遣ってるつもりなんです(笑)
以前に、近所の塗装店をけなし、特定の塗料をけなし、といった同業者のホームページを見たことがあります。
やはりどんなケースであってもそこには作る人や塗る人がいて、もっと言うとそのうしろにはその方たちの家族がいることを考えると、とてもじゃないけどそんなことは書けないです。
もちろん価値観は人によってそれぞれですが、そのような発信をされてる方のを見ると少し残念な気がします。
どうせならそういう特定のものではなく、業界の古い悪習を変えていく。
いや、ペンキ屋なので塗り替えるか(笑)
そういう方がよっぽど未来は明るいですよ(^^)