工場 折半屋根からの雨漏り
工場折半屋根からの雨漏り事例です。折半屋根からの雨漏りの場合で、まず疑ってみるのは屋根材をフレームで固定しているボルト頭からの雨水侵入です。
全ての原因がボルト頭だとは言い切れませんが、経験上ここからの侵入が大半です。このような場合、塗装だけしても雨漏りは止まりません。侵入口を塞ぐことが大切なのです。
施工前の状況です。鋼板面はそれほど傷んではないですが、留め金具であるビスは錆びています。高圧洗浄後、施工スタートです。 |
今回は電動工具にてボルトを素地調整しました。こうやる事により塗装の付着性が高まり錆びを抑制します。 |
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錆止めを塗り終えた状況です。 |
お客さまの夏は出来るだけ涼しく過ごしたい。との要望で断熱セラミックのガイナを塗っていきます。 |
ガイナを一回塗ってから、ボルトキャップを装着していきます。ボルトキャップの中に変性シリコンをしっかり充填し雨漏りの侵入を防ぎます。 |
そのほかのジョイント部分をコーキングでしっかり埋め、ガイナを引き続き塗っていきます。今回はたっぷりと4回塗りで仕上げました。ガイナの場合、と言うよりもほとんどの塗料は一回でたっぷり塗る事を良しとしていません。一回で塗料を付けすぎると塗膜自体が亀の甲の様な形で割れてくるからです。規定量を数回塗る事により強靭な塗膜が形成され耐候性に優れた塗装面になるのです。 |
4回塗り完成の様子です。ボルトはカバーでガードし雨漏りの不安が消えます。また夏場の暑さを軽減できるガイナを塗っていますので雨漏り・暑さ軽減の一石二鳥です。 |
改めて施工前、施工後の状況です。冬場での施工でしたので体感できるのは夏です。効果が出て、過ごしやすい環境になってくれると嬉しいですね。 |