窯業系サイディングの2色塗り再現工法をご紹介いたします。
現在、外壁サイディングの塗り替えをご検討の方で
・1色の塗りつぶしだと外観の雰囲気を損ないそう。
・新築時の色彩を蘇らせたい。
・築後10年以上経って外壁が色褪せておりクリヤー塗装が出来ない。
などとお思いの方は、選択肢の一つとしてご検討ください。
手間がかかる分、1色塗りと同じ料金とはいきませんがm(__)m
2色の美観を重視されたい方にはおススメの工法となります。
【施工前】
【施工後】
▼施工前の状態です。経年変化で色褪せています。
お客様は「現在のサイディング模様の雰囲気を残したまま塗装して欲しい」とのご要望です。
クリアー(透明)塗装をするには、色褪せがすすんでいますので厳しい感じです。
そのため2色塗り再現工法をご提案し採用いただきました。
施工手順になります。
▼ シーラーを塗り、中塗り、上塗り(または上塗り2回)とここまでは通常の1色塗りと施工方法は変わりません。シーラー塗布後、目地色であるグレー色を2回塗っていきます。
▼毛丈の短いローラーで目地を汚さないように、塗っていきます。今回はあまり売っていない2mmの短毛ローラーを採用しました。
▼ひたすら塗っていきます。
▼完成写真になります。
立体感のあるいい仕上がりになりました。
また、凹凸のあるサイディングに限ってですが、ローラの毛の長さを変えることで色のつき具合も変わってきます。
▼2mmの短毛ローラーを使用。
▼5mmの短毛ローラーを使用。
お分かりいただけるでしょうか。
2mmローラーに比べて5mmローラーの方が茶の色が多くなっています。
このあたりのグラデーションはどちらが正解というものでなく好みになりますね。
サイディング表面の凸凹によってはテープを貼って2色塗りをする時もあります。
手間がかかり、ひたすらテープを貼る忍耐の世界ですが(笑)立体感が出て綺麗に仕上がります。
【施工前】
▼プライマーを塗っていきます。これは通常の塗装の場合でも同じです。
▼ベース色を塗っていきます。(この色が目地色になります。)
▼目地部分にテープを貼っていきます。
▼上塗り色(タイル調表面色)を塗っていきます。
▼テープを剥がしていきます。
▼完成です。立体感がでていい仕上がりになりました。
▼下から見上げたところ。
▼全景写真です。
いかがでしょうか。ひと味違った塗装出来栄えです。お客様にも大変喜んでいただけました。
▼見本板は実際のサイディング板に2色塗装したものになります。
サイディング外壁で2色塗り再現工法をご検討の方は弊社までお問い合わせください。