この『月々雑感』も6年目を迎えました。
ホームページにご訪問いただいた方に少しでも役立つような記事を綴っていけたらと思っています。月に数度の更新ですがちょくちょく覗いていただければ幸いです。
月々雑感
外壁塗装前の道路専有許可
外壁塗装 | 屋根塗装 |
外壁塗装 |
現在、3軒施工中です。
いずれもホームページからのご依頼で大変ありがたいのですが、
ここ2.3日不安定な天気が続いています。嫌になるなぁ(-_-;)
当然ながら年末までに完了しなければならないので
天気予報で雨になっていると胃がキリキリしてしまいます。
『ペンキ屋殺すなら刃物はいらぬ 雨の三日も降ればよい』って
よく昔の職人さんは言ってました。
三日程度の雨で殺されたらたまったもんじゃないですが
うまい事言うもんです。
まあ、明日から晴れがつづくので
ひとまず安心ですが・・・
さて
塗装前の下準備を少し書こうと思います。
お客さまとの打ち合わせ・近隣あいさつも当然あるのですが
それとは別に
・電線の保護カバーの依頼
・道路占用許可
などがあります。
ほとんどのお家では必要ありませんが
対象になる場合は必ずしておかなければなりません。
保護カバーをしています。
上の写真は現在施工中のお家なのですが
電気の引き込み線が外壁付近にあります。
むき出しの電線が
工具や体が当たると
大変危険です。
感電などの事故につながる可能性がありますので
前もって最寄の電力会社(関西電力など)に保護カバーの装着依頼をします。
数日中以内に来てもらえます。
これで大丈夫というわけではありませんがひとまず安心で作業にかかれます。
必ずやっておいた方がいいです。
また道路占用許可も重要です。
道路に足場を建てる場合は、これもまた最寄りの警察署に
届出をださなければなりません。
通行人の妨げにならない事や車のう回路の指導をうけます。
諸々の書類を作成して、警察署と市役所をそれぞれ
2.3回往復します。何回してもこれだけは苦手です。(^_^;)
正直なところ面倒ではあるのですが
これをやっておかないと
近隣から苦情や通報があると工事をストップされるそうです。
いずれも業者側がする事であり
対象になる方は少ないかもしれませんが
リフォームをされる際はお気をつけください。
※リフォーム講座みたいなブログになってしまいました。
世界一高額なビフォーアフター?!
先日完了したお客さまと雑談の最中
お客さまが
「永濱さんのとこのホームページのビフォーアフターって違いが分かりませんよね~」
とおっしゃいました。
「そうですか?」とその場は返しましたが
何気ない一言が、なんとなく気になってしまいます。
ほんらい施工前・施工後の写真は
ダイエットの「こんなに痩せました」的に違いを見せなければ
意味がありません。
今さらながらですが
帰って自社のホームページを確認してみました。
う~ん
たしかにどちらが施工前かわかりません。(^_^;)
妙に納得してしまいました。
何気ない一言でホームページをプチ改造する気になります。
感謝です。
ちょっと補足になりますがこのホームページ自体はブログ型と言って
誰でも作れるのが特徴です。HTMLなど専門的な知識がなくても簡単に作れます。
ですので自分自身が
お家の施工前・施工後の写真を撮って
画像を適当なサイズに圧縮して貼り付けていたのですが
だめですね。これじゃあ
というわけで
もう少し見やすくしました。(思い立ったらすぐ出来るのがこのHPの特徴です。)
以前のビフォーアフター
施工前 |
施工後 |
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「このままでも問題はないですが 美観的にちょっと」というご要望で 依頼がありました。 |
石調の吹き付けで、 2色吹きにしています。 |
なんとなく塗装したのが分かる程度でしょうか。
それをこんな感じにしました。↓ ↓ ↓
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「このままでも問題はないですが美観的にちょっと」というご要望で依頼がありました。石調の吹き付けで、2色吹きにしています。 |
少しは雰囲気が分かっていただけるでしょうか。
せっかく掲載を許可していただいたお客さまのお家は
キレイに写したいですから。
全部をするには時間がかかりますから
空いてる時にやっていきたいと思います。
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ちなみに上の画像は5、6年前に施工したものです.
公共工事だったのですが
当社にとって世界一高額な画像です。
たった2枚の画像ですが
数万円では買えません。ウン十万円かも。。。
その理由は施工後、未収金のまま
元請けが倒産したからです。
腹が立って
それから悲しくなり
一ヶ月経つとどうでもよくなりました。
お金だけの問題ではなく
それまでに人間関係が出来てますから
ドロドロとした嫌な部分が
見たくなくても見えてきます。
「もうこんな思いはしたくない」
ホームページをつくるきっかけにもなりました。
ウチが施工したのは間違いないので載せています。
最後の話は書かなくてもよかったですね(笑)
お正月まで一ヶ月を切りました。
ラストスパートです。
納得のできる塗装工事
施工前 | 施工後 |
11月も終わりですね。
ブログに書くような事もたくさんあるのですが
忙しいという言い訳?でなかなか書けませんでした。
さて先日ですが
1本の電話がかかってきました。
相手は 有名なリフォーム会社の担当者の方からです。
『えっ?ウチ何かした?』
ビッグネームで戸惑ってしまい
一瞬、なんの電話か判らなかったのですが (^_^;)
『協力会社になりませんか?』という用件でした。
協力業者といっても
要は【下請け業者としてウチの仕事をしませんか?】という事です。
当社は数年前まで下請け依存100%の会社でした。
下請けがダメだという話ではありません。
今でも10社程度の元請業者様から依頼をいただいていますし
その方々のお蔭で何度も何度も助けられています。
またこのホームページからお付き合いが始まった
業者様もおられます。
ただ、これは元請け・下請けに関わらず
どんな事にでもあてはまると思うのですが
双方に価値観が違う場合
お互いにとっていい事はないですしストレスです。
またボタンの掛け違いが不幸をよびます。
お声がけいただいた事には大変ありがたいですが
今回は『合わない』と判断し丁重にお断りしました。
創業当時を思いだします。
昔なら喜んで行ってたかもしれません。
当時は新聞の広告なんかに大手塗装会社さんの
『協力業者募集』との文字を見つけると
慣れない営業電話で問い合わせをしてました。
そこで仕事の依頼をいただいて
場数をこなしていました。
経験を積むという点ではそれはそれで
よかったかと思います。
ただ自分の納得が出来る仕事が出来ていたかと
いうと疑問符がつきます。
上記に貼り付けている写真は数日前に完了したお家です。
完成までに塗装工事のみで50人工かかっています。
工期も3週間以上かかっています。
実際のところ塗装工事のみで50人工というのはかかりすぎですが
要因は、
お家の大きさが通常の2倍ちかくある事と
1階部分がタイル調のサイディングボードで2色塗り分けになった事です。
手間はかかりましたが
キッチリした仕事をさせていただいて
お客様から感謝される
こんなにいい事はありません。
※
『お正月までにキレイにしたい』
年内に塗装工事をご希望の方は早めにご連絡ください。
年内に施工可能枠は1軒のみです。
塗装業者の廃業
タイル調サイディングの2色分けの仕上げ。最後は筆で直していきます。
10月になり大分、仕事のやりやすい気温になってきました。
そのせいか、見積もり依頼を数多く頂戴しています。
依頼を請け、現場下調べと実測、見積書作成、提出
ほとんどそんな毎日を送っています。
10月に入り5件の成約を頂きました。
ありがとうございます。
現場が重なってくる事により
お客様の御希望着工日にそえない場合が多いですが
みなさん快く
『いつでもいいよ』とおっしゃってくださいます。
正直なところ、これが一番たすかります。
重ねて感謝申し上げます。
ありがとうございます。
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あまりこういう場でふさわしくない内容の話かと思いますが
先日、普段あまりみないNHKを何気なくみていました。
『ETV特集 再建は可能か 社長たちの正念場』
と題して不況の世の中をドキュメンタリータッチで放映しています。
よくある中小零細の過酷な現実を追った番組です。
番組の中で苦しんでる企業は、コンサルタントの先生に相談するのですが
そこでその先生は言います。
相談してくる中小零細企業の
「3割が再生可能、4割は延命可能、残りの3割は即刻廃業すべき」
つまり最後の残りの3割は
『社長、この相談をきっかけに廃業する道を考えましょう!』と
進言するとか。
番組にでていた
運送会社は新規をとればとるほど赤字になり
鉄工所は売上が去年と比べ3分の1との事。
番組の最後は『考えられない時代になった』と締めくくっていました。
なぜそんな話をするのか。
最近、友人から廃業の相談を受けました。同業者です。
理由は今年の6月頃から一気に仕事が激減したからです。
仕事は抜群に出来ます。ただ客観的にみて営業下手。
ボンさん(見習い)時代からの仲間です。
ですので、もう20年以上の付き合いになります。
塗装歴で言えば半年ほど自分の方が長いですが
まあほとんど変わりません。
見習いといって思い出されるのが雑用係です。
その友人と一緒になってやっていました。
職人さんに
『材料コッチに持ってこい!』と言われれば
急いで運び
『これケレン(掃除)しとけ』と言われれば
塗装する前にゴシゴシ道具でみがきます。
朝から晩まで職人さんの御用聞きになるわけです。
真夏の炎天下。
スレート屋根でできた工場の内部になると
天井付近はおそらくサウナ風呂と変わりません。
タオルを口に巻いて
汗とホコリで体中がドロドロになり
『フーフー』言いながらケレン(掃除)します。
休憩の時に
タオルを外すと
目の周りだけが真っ黒です。
友人に
『お前、パンダみたいになってるぞ』というと
『お前もなってるやんけ』
と返されます。
『今日吹き付け覚えたぞ』と言われると
なんか負けた気分になりくやしくなって
数日中に覚えます。
そんな関係でした。
それからだいぶたって
同じ時期に独立しました。
順調とばかり思っていましたが
なかなか自分に言いにくかったのでしょう。
『商売は自己責任』と言えば
それまでですが何かくやしく感じます。
『なんとかならんのか?』
『もう少し考えてみるわ』
それで電話をきりました。
本物の職人であっても淘汰される厳しい時代なのかもしれません。
離れていますので助けてあげられない自分が
もどかしく感じます。
いずれにしろ友人にとっていい選択をして欲しい。
それを願わずにおれません。
ハイツ外壁塗装
ホームページからご依頼いただいた
ご近所のハイツ様もようやく完了いたしました。
(今さら気付いたのですがカメラの腕が下手くそすぎます。(*_*;
せっかくキレイになったのに逆光気味ですし・・・近々撮りに行きます)
ハイツ等の塗装をする場合、期間が若干長くなりますので
養生の問題があります。
工事の期間中ずっと窓を密閉していては
住まれている住民さんはたまったものではありません。
ですのでなるべく面ごとに仕上げる方法をとりました。
この季節はとくにですね。
またオーナーさんの計らいで
『空き室を休憩に使ってください。クーラーも使っていいから』
とおっしゃってくださいました。
今年の猛暑は熱中症になるほどの異常な暑さなので
お昼の一時間にクーラーに、あたれたら最高です。
普段なら遠慮するのですが
お言葉に甘えて使わしていただきました。
このお心遣いにより誰1人熱中症にならずに済みました。
感謝しかありません。F様ありがとうございました。
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ここで終わるとちょっと短いので
日頃思うことをひとつだけ書きます。
この仕事を続けていて不思議な事があります。(ちょっと大げさですが)
前々から思ってました。
それは
同じ時期に、同じ様な仕様の現場が続く事です。
例えば、同じハウスメーカーの現場が続くとか
普段使わないような塗料が立て続けに数件依頼があるとか。。。
あれってなぜなんでしょう?
もちろん依頼主も地域も関連性がありません。
う~ん・・・不思議です。
最近の傾向?は
窯業系のサイディングボード(2色塗り)が続いています。
サイディングボードはコチラで用意して
日本ペイントさんに見本板を作ってもらったのですが
2色塗りのため、かなり手間がかかったと思います。
作っていただいた方はどなたか分かりませんが感謝です。
ありがとうございます。
お客様のイメージでなかったら
また作ってもらいますが(^_^;)