この『月々雑感』も6年目を迎えました。
ホームページにご訪問いただいた方に少しでも役立つような記事を綴っていけたらと思っています。月に数度の更新ですがちょくちょく覗いていただければ幸いです。
月々雑感
雨仕舞い
なかなか忙しく更新できませんでした。
少し前に完了したお家のご紹介です。
以前から雨が降るとガレージ内にポタポタと雨水が滴り落ちているとの事で依頼を請けました。
御見積の時点で【あそこが怪しいなぁ・・・】と雨漏り箇所の特定は、ほぼ分かっていたのですが仮設足場を組んでから確認することにしました。
『あ~やっぱり』
やはり場所はここでした。
ちょうど階層ごとに入っている幕板が、張ってあるのですが雨が降ると受け口になっているためにそこから浸入し、雨漏りとなっていたようです。
また、ところどころに割れている箇所もありシール材で充填することに。
ただシールで埋めるではなく、雨の流れをよくするために三角に勾配をつけています。と工事の内容はこのへんで。。
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今回の施工で少し気がかりだったのが施主様が長年飼っている愛犬ラッキーの存在です。飼っているといっても長年、住んでいるので家族も同然です。
ガレージが住み家になっているのですが足場を組み、環境が変わったせいなのか日中でも『クーウン、クーウン』と鳴き続けているのです。
見る風景が変わったからなのか、音がするせいなのかはたまた、見た事のない人間が目に映るせいなのか
何が始まるの???と不安になりストレスになったのかもしれません。
仮設足場のシートをめくり上げ ちょっと簡易的ではありますが施工前にあったような寝床をつくりました。
これでちょっとは気分がまぎれたのかもしれません。天気はポカポカ陽気が続きましたのでグッスリ眠っています。
足場解体の最終日。
これで、ラッキーも
『やれやれ、やっと終わったか』と
心の中で思っている事でしょう(^_^;)
ご近所の人が、このお家の前を通るたびにラッキーに声を掛けているのが印象的でした。大坪様、ありがとうございました。
塗料缶の不法投棄
昨日の仕事帰りの事です。
車で走りながら、ふと見ると道路のはしっこに不法投棄されている塗料がありました。
ほぼ毎日通っているところなので昨日気付いたという事は、ごくごく最近に捨てられたものでしょう。
数にして1斗缶で10缶程度。
どこの誰が捨てたのか分かりませんが、業務用の塗料ばかりでしたので、一般の人が捨てたとは考えにくく塗装屋とみて間違いないかと思われます。
なんでそんな事するんやろ?
・どこで処分したらいいのか分からなかった
・処分費用がもったいなく感じた
・塗装屋を廃業する。
あとは思い付きませんがそんなところでしょうか。そんな事は理由にならず、決して許される事ではありません。
何を考えているのか分かりませんが無茶苦茶します。
残ペンキでしょうから、どこかの現場で使用しているはずです。
塗装屋の定めと言えば大げさですが塗装業にとって塗料・産廃の廃棄はつきものです。
そこで費用がかかったとしても避けて通る事はできません。1缶の処分費は大体2000円前後でしょう。ですので10缶で20000円程度の金額です。
その程度の金額をケチり軽い気持ちで捨てたのかも知れませんが罰金はその100倍くらいくるかもしれません。
なんとなくですが嫌な気分になりました。
このページを読まれている方で、そんな事をする人はいないと思いますが、【処分をどこに頼んでいいか分からない】という方はいるかと思います。
当社がお願いしている業者さんのリンクを貼っておきます。同業者の塗装業の方はもちろんの事、他業種で塗料の廃棄に困っている方は連絡してみてください。
数缶でも快く対応して頂け、引き取りにもスピーディーに来てくれます。またマニフェストもちゃんと発行してくれます。
近況報告
こちらのページはなるべく塗装・防水に関連した事だけを記したいと思っているのですがなかなか震災の後だけに、書く気分になれませんでした。
被災されてる方や今でも不自由な生活をされてる方の事をニュースで視ると、つらすぎて言葉が見つからず脱力感さえも感じます。
被害がほとんどない西日本の自分でさえ精神的に凹み普通の日常になり心の底から笑えるにはもう少し時間がかかるのかもしれません。
あまり落ち込んでばかりいられないので気持ちを切り替えて近況報告です。若干時間差がありますが、まとめています。
3月1日から着工した枚方市のT様邸(完了)
屋根・外壁塗装 ベランダの防水工事でした。
色々、お気遣いいただきありがとうございました。
引き続き枚方市のT様邸(進行中)
同じく屋根・外壁塗装 ベランダの防水工事になります。
東大阪市のB様邸(完了)
現在、雨漏れがするとの事で、ご依頼がありウレタン防水の通気緩衝工法で。
門真市のO様邸(進行中)
屋根・外壁塗装になります。
以上、ホームページからのご依頼分になります。
その他、工場関連の塗装工事を数箇所、施工完了いたしました。
3月は例年にない忙しさでした。
今回、地震の影響で塗料の出荷が遅れたりしましたので数件のお施主様に、工期の延長と塗装仕様の変更を申し出ました。
想定外の事であり初めての経験です。天災が要因とはいえ、コチラが提案した塗装仕様の変更はなかなか言いにくいものです。
ですが
全ての方が快く話しを聞いてくださり理解していただけました。『信頼していますので』とも言っていただきました。本当にありがとうございます。感謝しかありません。
つくづく思うのですが
私はお客様に恵まれています。恩返しは仕事しかありません。精一杯の仕事をお約束いたします。
現場で分かる事
今日は朝から雨が降っていました。私共にとって恵みの雨かもしれません。そう思える程、忙しい日が続いています。
つい先日も
『ホームページを更新していないって事は忙しいのでしょ?』と
お客様に言われましたがその通りで、更新する時間がありませんでした(^_^;)
毎日、ほとんどの時間を、現場下調べと見積り作成に時間を割いているのですが当然の事ながら現場の方も 手が足りていません。
という事で先日の3日、4日と私自身が現場作業に行ってきました。
わざわざ報告するほどの事でもないですがいつぶりか!?という位久しぶりの現場です。
よし、やるぞ!と意気込んだものの よりによって『寒の戻り』とかで真冬の寒さ(T_T)
つ、つらい。。。と泣き言ばかり言っていられません。
窯業系サイディングボードのシール打ち替え作業です。
ボンドブレーカーを入れてる尾崎君。
推測ですがカメラを意識しています。
それにしても3月とは思えない寒さです。
手も足も冷たい。。。もう少し、温い格好してたらよかったなぁ~と、感じながら作業をしていたのですが休憩時にサプライズが・・・
あ~カイロじゃないですか! お客様が気遣ってくださっての差し入れです。
感動の塗装リフォームを差し上げなければならないところを逆に感銘を頂く事に。
ありがたい。本当にありがたいです。
心まで温まります。
寒さなんかどうでもよくなってきます。
久しぶりの現場作業でしたが、やはり現場にでなければ分からない部分があります。
間違った塗装知識
先日、訪問したお家の方から、
『アクリルの安い塗料だったらすぐにハガれるの?』
との質問をお聞きしました。
いろんな塗装屋さんのサイトを見た。とおっしゃってましたが『アクリル』 『安い』 『剥がれ』と言葉のキーワードを、御自分の頭の中でつなぎ合わしてしまったのかもしれません。
結論から申しますと、塗料の安い・高いでハガれる事はありません。
工程をしっかりして作業すると・・・
いや、工程だけではありませんね。
正しい知識をもって適切な工程で作業するとハガれる事はありません。
それともう一つ付け加えると、(高い・安いは関係ありませんが)そもそもハガれる可能性があると感じた箇所には、自分の判断のみで勝手に塗るのは危険すぎるのです。
例えばですが塀に単層弾性系の塗料をもっていくと将来的に【浮き・ハガれ】というリスクはかなり高くなります。
これはキチンと工程をふんでいても不具合になりやすいです。通気性がないので当然でしょう。
メーカーのカタログには『透湿性があります。』と書いてますがほとんど付いていないと思っています。
やはり、そういう箇所は、それに応じた塗料をもっていくのが正しいやり方です。
どうしても塗らなければならない場合は、ちゃんとそのリスクをお客様側へ説明しなければいけません。
その了解の上で施工を進めなければ後々に業者側も施主側も、お互いに嫌な気分になってしまいます。ちょっとしたボタンの掛け違い。それだけは避けたいです。
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『アクリル』 『単層弾性』で思いましたが昔、日本ペイント社製の単層弾性で『DANユニ』という塗料がありました。20年くらい前の戸建ての塗替えなら、主流の塗料でした。
その時代では、そこそこ最高の部類に入る塗料だったのでは???
見習いの時代が終わり、中見習いの頃でしたが 、当時の親方が『はやく塗って覚えろ』的な考えの人だったので初めて自分自身がローラーを持って、塗った外壁塗料が『DANユニ』でした。
最終日、丸太足場をバラシて完成した家を見上げた時、親方が『見てみい、お前が塗った面メチャクチャきれいやないか!』
と、うれしい事を言ってくれます。そういえば最近、ウチの子に同じ事言いました。はずかし(^_^;)
その『DANユニ』も、今はありません。時代を感じますね。