この『月々雑感』も6年目を迎えました。
ホームページにご訪問いただいた方に少しでも役立つような記事を綴っていけたらと思っています。月に数度の更新ですがちょくちょく覗いていただければ幸いです。
月々雑感
残したい技術
梅雨は終わったか?
というぐらい暑い日が続いています。
現在、戸建て住宅、中規模工場、マンション鉄部などの塗装工事をしています。
コチラの写真は工場の屋根塗装工事になります。
やはりブーム?なので遮熱塗装になります。
で次の現場はマンションの鉄部塗装工事になります。
その中で屋上の配管パイプを塗装するのですが、今回は仕上げた塗装の上からの文字書きも当社で請け負う事になりました。
とうぜん私共には文字を書ける人間はいませんので手書きの看板屋さんを呼ぶ事に。
筆を選んでいる伊藤さん。
物差しで文字の寸法を割り出しています。
で実際に下書きなしで書いていきます。
筆で書けるのがスゴイですね!!
完成です。
別ショットです。キレイですね。
『スゴイっすね』を連呼していたら
『こんなに感動してくれる塗装屋さんも珍しい』と言われました(^_^;)
自分話になってしまいますが大昔、この文字書きに挑戦した事があります。見てたら簡単そうに見えましたので『これならできるわ』と、やらしてもらったのです。
結果は散々。。。
どうも真っ直ぐの線を書こうとしても手が震えてしまうのです。(アル中ではありません。むしろ下戸ですので)太くなったり、細くなったり見れたものではありませんでした。
ですので、久しぶりに見た文字書きの技術に感動してしまいました。
でも
こういう文字書きも昔に比べ仕事が減ったとの事。やはり、カッティングシートなどで施工する場合が主流らしく残念ながら文字を書ける職人さんもだいぶ減ったらしいのです。
こんな話を聞くと、少し寂しく感じてしまいます。すごい技術ですのでなんとか残して欲しいと思います。
頼まれてもいないのに勝手に宣伝しますが(^_^;)文字書きの職人さんを探してる方は伊藤さんを紹介しますのでお気軽にお問い合わせください。
雨の日の塗装屋
最近、遮熱塗装・断熱塗装のお問い合わせが多くなってきました。節電という意味合いでがあるかと思うのですがメーカーによっては多種多様の仕様になります。
先日、メールでこのような質問をいただきました。
『通常の塗料に白い粉を添加すると温度が下がるという物があるのですが施工費はいくらでしょう?』
う~ん、
存在は知っていましたが使った事がありません。
工事単価をご提示する事は逆算すればすぐにでるのですがそもそも、それを入れる事によって遮熱効果はどうなのか?
と疑問がフツフツとわいてきます。効果がなければ、当然入れる意味がないですから。
というわけでメーカーさんからサンプルを取り寄せました。
迅速に送ってくださりありがとうございます。
節電で日本を救う魔法の粉か!?はたまた禁断の粉か!?
としょうもない事を考えながら塗料に、この白い粉を添加し遮熱の測定器で測ってみます。
今回は弊社が普段使用している遮熱塗料に先ほどの粉体をいれ測ってみました。
左側の半艶っぽくなっている方が遮熱型のシリコンに粉体を入れた方。
右側は普段使用している遮熱型のシリコンになります。
元々は遮熱型ではない塗料に添加するのがこの商品の特徴だと思うのですが遮熱塗料に加える事によって、さらに遮熱効果を、というのを期待したため遮熱塗料に添加しました。
ライトを当て10分。
だんだんと結果がでてきました。
うんうん、なるほど。勉強になりました。
さっそく質問されたお客様にご報告したいと思います。
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さて続いては
梅雨明けから施工が決まっているM様邸の見本板づくり。
外壁がタイル調の窯業系サイディングボードになりますので2色塗りをご提案する事になりました。
当初、4枚程度を作ったのですが
『う~ん、一番濃い色と二番目に濃い色の中間が見たい』
とご主人のご要望で6枚つくりました。初めにベース色(目地色)であるグレーを塗りその後、短毛と呼ばれるローラーでそ~と塗っていきます。
気にいっていただけない場合は、何枚でもつくります。
というわけで雨の日にはこんな事をしています。
間違った塗装仕様?!
枚方市のS様邸が仮設足場の撤去のみとなりました。
GW明けからのスタートで前半には雨が3日間続き、だいぶ工期が延びそうかなと思っていましたがその後は快晴続きで順調にペースを上げ完了目前です。
しかしここで気を抜いたらいけません。
最後の最後、足場の撤去時に事故(この場合は、お家のどこかを破損するという意味)が起こるというのはよくある話なので気を引き締めます。
奈良市の柏原様邸も外壁の塗装は、ほぼ終わり防水工事のみとなりました。
当初の予定になかったのですが、内装大工工事のご依頼を受け、懇意にしている工務店さんを、紹介することになりました。
仕事が細かくて気くばりが出来る=信頼できる。まず、あの人がいけば間違いないでしょう。
引き続き、松原市の妻屋様邸の着工に。既存の外壁面が凸凹で、かなり塗り応えがありそうです。お施主様がいい配色を選んでいただいたので仕上がりが楽しみです。
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このあいだ、現場の帰りに『その仕様はあり?』と思った話を一つ。
ある現場の近所で、戸建て住宅の外壁塗装が行われていました。同業者の仕事に文句をつける気はさらさらありません。
他意もありません。
一切ないのですが、どうしても目に入ってしまいます。
『ん???』と
ちょっと気になったのは窯業系サイディングボードのお家に単層弾性系の塗料をつかっていたからです。
単層弾性系の塗料自体が悪いわけではありません。
私が見習いの頃からありましたので人気のロングセラー塗料です。割れに追従するというのが売りで20年位前の塗替えは、ほとんどこの塗料でした。
でもやはり用途としましてはモルタル壁に使用する塗料になります。時代の変化で、サイディングのお家が多くなった今は戸建て塗替えに使う事もだんだんと少なくなってきました。
メーカーのホームページには注意書きとしてこう書いてあります。
※窯業サイディングボードへの適用は避けてください。 |
蓄熱の問題で書いてあるのでしょう。実際のところ、のちのちに必ず不具合が起きるとも思いませんが『避けてください。』と書かれている以上やはり、使うべきではないと思うのです。
元請けからの指示なのか、コストを少しでも下げるためにされてるのかはたまた悪意のない無知からなのかどんな事情にしても高いお金を払うのは、その家に住んでるお客様。
一般に人にほんの少し知識があったら・・・と思うのは少し無理があるでしょうか。それが無理なら、第3者のどなたか(メーカー・塗装業者)に聞いてみる。100%の答えはないかもしれませんが少しは方向性がみえるかもしれません。
現場からのご依頼
一般の方から塗装工事のご依頼を直接お受けする場合さまざまなカタチがあるかと思います。
・ ホームページやチラシ、またはタウンページなどの広告を
見て頂いてのご依頼
・ 知り合いなど紹介からのご依頼
・ 近所で塗装をしているのを見てのお声掛け
どのようなカタチであっても、ありがたいのですがその中でもご近所からのお声掛けは一段とうれしいものです。
なぜかと申しますと現場での管理・作業ともに私共の一挙一動をご覧になられてからのご依頼になるからです。
現場で小細工は通用しても嘘はつけません。
それは職人の挨拶から始まり、作業の手順、日数のかけ方など素人の方から見ても、キッチリしているかどうかの判断は 簡単に見分けがつくはずです。
先日、完了したT様邸のお向かいであるS様から仕事ぶりを認められご依頼がありました。
まずは仮設足場からスタートです。
あくる日、私も屋根の上にのり高圧洗浄機2台で丸一日、外壁・屋根ともども目いっぱい洗浄させていただきました。
明日からシールの打ち替え作業にはいっていきます。
こちらのお家は、つい先日完了した大東市のK様邸。
工事期間中、雨が多かったため、長い間足場の方を撤去する事ができませんでしたがようやく完成いたしました。
明るい感じのいい色合いになりました。K様ありがとうございました。
5月スタート
本日5月1日からスタートになる現場のご紹介です。
2月中旬から、お話を頂いてた奈良市の柏原様邸が本日よりスタートとなりました。
屋上防水・外壁塗装の施工になります。
現在、雨漏りがしているための防水工事になるのですが施工にかかるまえに一仕事が待っています。
それは砂利の撤去です。
屋上断熱の意味合いかと思いますが新築時から砂利がビッシリと敷き詰められているのです。
おそらくこれがある事により、夏場は、かなり涼しいと思われます。
防水層がしっかりしているのであればこういうのもいいかもしれません。ですが、このまま施工は出来ませんので砂利撤去からスタート。
砂利の厚さは10cmちかくありますので
なかなかの強敵です。
ふと思い出した 全然関係のない余談な話になります。
当社の場合、防水工事は戸建て住宅の小規模になりますのでそんな事はないですが大規模(マンション・公共工事)の防水工事をメインにされてる業者さんは、ほとんどの方が、腰・膝に持病をかかえていますね。
以前、仲のいい子がいたのでよく聞いていたのですが
『膝に水がたまった・・・』
『ヘルニアが・・・』
とスポーツ選手ばりの話をよくしていました。確かに日中、座ったり立ったりの繰り返しですから腰や膝に負担がかかって当然なのかもしれません。職業病ですね。
職業病と言えば塗装の場合、よく聞かれるのが『シンナーで酔っ払ったりしません?』というご質問。
昔に比べれば、水性塗料の質がよくなったので強溶剤(シンナー臭の強い)の使用が減った事。まれにある強溶剤の場合でもマスクをしたり要領よく休憩を入れることで、そんな事はなくなりました。
覚えたての頃は自分の限界が分からずフラフラになることもない話ではないのですが。。 (^_^;)
と
まとまりのない文章になりましたが完了後、また画像をアップしたいと思います。