この『月々雑感』も6年目を迎えました。
ホームページにご訪問いただいた方に少しでも役立つような記事を綴っていけたらと思っています。月に数度の更新ですがちょくちょく覗いていただければ幸いです。
月々雑感
シリコン塗料を超えたラジカル制御形アクリル塗料
一昨日、日本ペイントの営業さんがお見えになりました。
目的はもちろん新商品の営業です(笑)
その商品とは数か月前から販売されてるパーフェクトトップ。この塗料、樹脂はアクリルなのですが耐候性はなんとシリコン以上フッ素以下と言われています。ですので耐候性の目安としては耐久年数10年~13年くらいでしょうか。
通常のアクリル塗料の場合であれば塗って2、3年くらいでチョーキングが発生するのですが、このパーフェクトトップはラジカル制御という技術が採用されており、紫外線に当たっても塗膜が傷む原因であるラジカル分子が発生しません。そのため長期間の耐候性が実現しています(このあたり営業K氏の受け売りです。)
価格も抑えめですのでこれからプランの一つとしてご提案していくかもしれません。その時は『アクリルなんて・・』と言わないでください(^_^;)
シリコンを超えたアクリルと言えば、伸びる塗料で有名なアステックペイントを今月から取り扱いを始めました。数年前から取り扱いのお誘いをうけてましたがタイミングが合わず延び延びに。TOTOハイドロテクトと同様に一定の条件に合う建物だけに提案していきたいと考えています。
シール打ち替えのご依頼
だいぶ過ごしやすい季節なりましたね。
それに比例?するようにここ最近、御見積り依頼が増えてきました。
その中でも、一番多いご依頼内容が
サイディングのシール打ち替えです。
サイディングのシール打ち替えは変成シリコンで行うのが一般的なやり方ですが、ここ最近見たお家の中には明らかに変成シリコンではないシール材で施工してる場合も見受けられました。
なぜなんだろう?と思っていたのですが、そのあたりに詳しい同業のFさんに聞くところによると、神戸の震災後に新築でウレタンシールでの施工が常態化してたとのこと。
なぜウレタンシールを好んで使っていたのかはよく分かりません。ただ、ウレタンは紫外線に弱く、特に仕上げで使用する場合はサイディングのシールには向いていません。(サイディング用として販売されてるウレタンは別です。念の為)
15年以上も前の事で、今更言ってもどうにもならない事ですが、
その時代で最良の施工をすること。それのみですね。
写真はサイディングの色目に合わすための見本帳です。
新手の商売?
枚方市のH様邸が完了しました。
このあたりの地域は、現在、塗り替えラッシュみたいで多くの同業者さんが入っています。
築年数が同じくらいの場合、どうしても塗り替え時期が一緒になりますね。その中に、一塗替え業者として関われたことに感謝です。
H様ありがとうございました。
屋根はパラサーモSi仕上げ、
外壁はファインシリコンフレッシュ仕上げです。
H様邸作業の様子。
現在作業中です。
◇枚方市 戸建住宅
◇東大阪市 ハイツ
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最近の事ですが、一本の電話がかかってきました。
普段から、営業電話が色んなところからかかってくるのですが
話を聞くのは、時間があるタイミングの時か、よほどトークが上手い時だけ。今回の電話は後者で、トークが上手いのでついつい話を聞きました。
会社名を聞けば、以前から評判がよろしくない方で有名なリフォーム会社。勿論、今までそこの会社の仕事はしたことがなく、取引もありません。
何の電話?かと思ったら
『工事をやって欲しい』と言ってきます。
(なんで、わざわざ評判が悪い会社の仕事をせなあかんねん。)
と心の中で思いながら聞いていたのですが、よくよく聞いているうちに、何がしたいのか理解ができました。
『工事をやって欲しい』というのは【釣り】の部分であって
そこの会社の目的は
【御社(永建工業)が今まで施工してきたお客様の住所を教えて欲しい。】という事。
つまり、
昨今、いきなり知らないお家に、訪問営業しても警戒されるだけです。
そこで弊社が以前に工事をしたお客さまのところへウチの名前をだして訪問?電話営業?すると、若干お客様の警戒心が解かれる。そこに、つけ込んで何かの商材を売るという事なんでしょう。
もちろん、その時点で断りましたが
次々と新しいことを考える人がいるもんです。
電話を切ってから、検索すると、やっぱりありました。
中には、関東のほうの植木屋さんだったかな、顧客住所をその業者に教えて電話がかかってきたお客さまが激怒みたいな記事も載っていました。
お客様側からすれば怒って当然。
信用している業者が勝手に個人情報を流しているんですから。
道義よりも利益主義。
こういうのを世知辛い世の中っていうのでしょうか。
人のことを批判出来るような人間ではありませんが(なんだかなぁ~)と思ってしまいます。
選ばれる塗料メーカー
先日、近所の塗料店の人が営業に来ました。
感じのいい人だったので話を聞いていたのですが、その雑談の最中、戸建て住宅の場合だったらどこの塗料メーカーが使いやすいか?という話になりました。
大手メーカーだけでも、日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研・ロックペイント等々。
その他、比較的規模の小さい塗料メーカーになれば各社それぞれ特徴があります。汚れないという美観を徹底的に意識している塗料、または割れにくいという事に力を入れている塗料。今なら遮熱に特化している塗料なんかもありますよね。
そのあたり人それぞれ好みがあっていいですし、お客様のニーズによってご提案できれば、それで良しなのですが、今回話をしているのは総合的に判断して、という事が前提です。全てにおいて万能な塗料メーカーなんてのはないのですから。
そこでまず頭に浮かぶのが日本ペイント。
やはり戸建て住宅のメーカーということであれば一番ではないでしょうか。(あくまで独断です。)
ここでいう一番というのは売上げとかそういう規模の話より、戸建て住宅の塗り替えを、メーカー・販売店・施工業者・お施主様。みんなで成功しましょう。というような心意気を一番このメーカーには感じるのです。
色使いを楽しむというコンセプトのハナコレクションや、パーフェクトシリーズ等の新商品をぞくぞくとだしてくるあたりは、現場で実際に塗る職人が楽しみにしているほどです。また素早い対応にも助かっていて今まで日本ペイントの技術の方には現場調査に何回も同行していただきました。
ただ、唯一欠点があるとすれば、基本的には全ての塗料が割高です。本音を言うと下請けをずっとしていた時代は、ほとんど使ったことがありませんでした。㎡単価を100円上げる事に顔色を伺わなければならない元請けさんの場合、とてもじゃないですが日本ペイントの塗料は使えません。今こうやっていい塗料をご提案し、楽しみながら使わしてもらってるのも依頼いただくお客様のおかげです。
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というような話を、塗料店の営業の人に熱く語っていました(^_^;)
ちなみにそこの塗料店は日本ペイントを扱っていません。
申し訳ないことしたなぁと感じている雨で休みの午後です。
画像は色が決まったお客様のサンプル見本板です。
普段通りの仕事
正月明けから忙しくさせていただいてます。
年末からかかってた東大阪市の会社Sさまの外壁。
箕面市Yさま邸の外壁。
枚方市Hさま邸の外壁。
東大阪市Dさまの屋上。
ほんの少しの作業風景。
通常、建築系の仕事は1月・2月とヒマになるものですが本当にありがたいです。
さて
先日、完了したお客様から、メールをいただきました。
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この度は改修工事、ありがとうございました。写真も12枚、受信いたしました、早速にありがとうございます。丁寧で無駄のない且つ迅速なお仕事に、今までのは一体何だったのだろう…と心底思いました。貴社を選んで本当に良かったです、ありがとうございました。どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。
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●●様 ありがとうございました!
弊社は普段通りの仕事をしただけなのですが【今までのは一体何だったのだろう…】とお客様が書かれてるのは、以前の施工業者に嫌な思いをしたからです。いろんなやり方があって、それについてどうこう言える立場ではありませんが、弊社は、惑わされず、流されず、お客様の少しでも役に立ち、力になれる塗装業者でありたいと思っています。
また、今年は、新しい塗料を取り扱ったり、お客様をお待たせしないような塗装店づくりをしていきたいと思っています。 改めて本年もよろしくお願い致します。