この『月々雑感』も6年目を迎えました。
ホームページにご訪問いただいた方に少しでも役立つような記事を綴っていけたらと思っています。月に数度の更新ですがちょくちょく覗いていただければ幸いです。
月々雑感
梅雨の外壁塗装
来年に上がると言われている消費税の影響でしょうか。ここ最近は毎日問い合わせをいただいており、本当に感謝しかありません。出来ることなら自分の体が3つくらい欲しい。そんな心境です。(^_^;)
さて、去年も同じ時期の頃、この月々雑感で書いているのですが、ご訪問した時ほとんどの方が言われるのは『梅雨時期を外してください』という事です。
去年にもお伝えしているのですが梅雨に施工するデメリットは工事期間が若干延びるという事。それ以外には見当たりません。
近畿地方の場合、去年の梅雨入りは6月8日からで梅雨明けしたのは7月17日です。下の表はその時期の過去の天気になります。午後3時に観測しているようで傘マーク以外は雨が降っていない、とは申しませんが、自分のところの出勤簿を照らし合わせてみても、そう大差はありません。
2012年6月
2012年7月
雨降りで少々窮屈な面もあるのも事実ですので、それでもイイと言ってくださる方には何か考えさせていただきます(^.^)
地域最安値で最高の外壁塗装?
仕事から帰ってくると、メチャクチャデカい荷物が届いていたので、何かと思ったら日本ペイントの看板でした。3mくらいあります。
そう言えば、ひと月前に日本ペイントの営業Kさんから「お送りしますんで」と言われてたのですがすっかり忘れていました。
以前に書いた事もあるのですが日本ペイントは他の塗料メーカーに比べて価格は高いです。ですので創業当時はほとんど使ったことがありませんでした。使う必要がなかった。というのが正しいです。
ただ、戸建て住宅の塗り替えに関して言うと、少々高かったとしても屋根・外壁を含めて一番信頼できる塗料メーカーです。そのあたりは相性もあるんですけどね。
Kさん、ありがとうございました(^.^)
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地域最安値で最高の工事?
施工範囲外の方から電話相談があったのは数日前の事です。
その内容とは、
『塗装工事をしている最中ですが不信感があるので・・』
とのご相談です。
弊社は第三者機関でもなくただの塗装屋ですので【当たり前ですが(^_^;)】普段そのような相談を受け付けている訳ではありません。ですが、よくよく聞くと家から電話をすると作業中の職人さんに聞かれるのでわざわざ外に出て電話をされてるとの事。そんなことを聞くと無下にも出来ないのでお話しを聞くことにしました。
内容は
・下地に付着物がついたまま上から塗っている。
・ネタ場(材料置き場)を見ると明らかに塗料の缶数が少ない。
等のようなお話です。
正直なところ、お答えのしようがありません。
悪く考えると、いわゆる『手抜き業者』なのかもしれませんし、良い風に考えるとたまたま何かしらの事情があってそのような事になっているのかもしれません。材料だってスペースや納品の都合上それだけしか置いていないのかもしれません。
確実に分かっているのは、3社に見積りをとって一番安いところに依頼されたとの事。工事金額を聞いて自分自身も『安いなぁ』と感じました。
【そんな業者に頼むからですよ】と軽々しく言う気はありませんがやはり価格だけで業者を選ぶと、そんな事が多々起きます。
念のため申しますと、そういう最安値をウリにしている業者さんを否定しているわけではありません。業者選びのポイントをどこにするか?というお話しをしたいだけです。
・安さを求めるなら地域最安値を表示している業者さん。
・早さを求めるなら工期を短縮できる業者さん。
・他より少々高くても細かい事を頼むならその対応ができる業者さん。
その他、営業マンと波長が合うという理由で選ばれる方もいるでしょう。依頼する側にとって業者選びのポイントは様々。正解などありません。
ただ、ある程度の品質を確保した工事をお望みの場合は地域最安値の業者さんを選択するには少し無理があるように感じます。地域最安値を目指している業者が最高の仕事をする。というのは今まで自分自身見たこともありませんし聞いたこともありません。あり得ないと思っています。そのような業者さんに細かな仕事を期待するのは酷な気もします。
値段には、それ相応の理由があるという事ですね。
工事も着工しているわけですから、今更どうこうする事もできません。
『そのあたりを直接担当者に聞いてみたらどうでしょう?』と言いましたが
『そんな事言って気分悪くしませんかね?』
『いや、工事が終わってから言うよりいいと思いますよ』
と電話を切りましたが、重要なのはどんな些細な事でも初めに聞いておく。確認しておく。というのがリフォーム成功の鉄則だと考えます。
吹き付けではなくローラーでの塗装
先月、完了したお家の作業風景です。
施工前、外壁に【つる植物】と言うのでしょうか。びっしり張り巡らされていました。これは、お客様自身が好んでされたものではなく裏のアパートから派生したもの。
撤去方法は色々ありますが、今回は手で取れるだけとって、根の部分は電動工具で撤去。その後、高圧洗浄から外壁塗装の工程になります。
こういう手間のかかる作業は嫌がられるとお思いかもしれませんが、その逆で業者にとってはやりがいを感じるものです。今現在、お客様から直接ご依頼いただける立場ですとこういう工事こそ充実感を得ることが出来ます(^_^)v
吹き付けは不安
先日、契約していただいたお客様から『外壁塗装は吹付けするんですよね?』と不安そうにお聞きになられたので『いや、全てハケ、ローラー作業での手塗りですよ』と言いますとホッとした表情をされました。明らかにコチラサイドの告知不備ですが
外壁塗装=吹付け
とお思いの方も多いのではないでしょうか。
もちろん塗装仕様によっては吹付けをする事もありますが戸建て住宅に関して言いますとここ数年は吹付けガンは、ほとんど使ったことありません。(補修吹きを除く)
理由は大阪などの家が密集している地域では塗料の飛散が怖いからです。
塗料の飛散は塗装屋にとって一番神経を使うところです。
複雑な形状をした屋根瓦の場合ですと(吹付けをしたら1.2日で終わるのになぁ)と思っていても我慢、我慢(笑)
ハケ、ローラーで塗ると飛散は一切ないとは言いませんがほとんどの場合は飛散トラブルは回避できるでしょう。
万が一の時のため、保険も入っていますが、そんな問題ではありません。工事が終わると、私どもはそのお家から離れる事になりますが当然、お客様とご近所の方とはこれからもお付き合いする事になります。そこで変なトラブルを残したくない。そのような思いから、ハケ、ローラー塗りでの施工方法をとっています。
防水工事専用ホームページ開設(もうすぐ)
今月からスタートしていた西成区のマンション屋上防水工事が昨日完了いたしました。
屋上からの雨漏りという事でお問合せいただいたのですが、調査してみると防水シートの傷み・剥がれ箇所がありましたので塩ビシートの機械式固定工法で施工することになりました。
施工前と施工後の写真です。
ここ最近、防水工事のお問い合わせが多くなりました。そのほとんどが雨漏りに関してのご相談です。弊社のこのホームページは外壁塗装をメインにしてますので少々、見にくいかと思います。そこで今回、防水工事専用のホームページを開設することになりました。まだ公開するほど充実しているわけではないので公開はもう少し先ですが準備が整い次第お知らせいたします。
塗料は半製品
2月の末からスタートした東大阪のW様邸。
残るは足場の撤去のみとなりました。
今回、使用した塗料は日本ペイントのピュアライドUVプロテクトクリヤーです。サイディングボードの塗り替えと言えば、通常の場合ですと塗りつぶし仕上げになるのですが、このUVプロテクトクリヤーは透明仕上げです。そのため現在の意匠性を替えたくない場合は最も適しています。
メーカーの推奨は新築から10年以内のサイディングボードでの施工であり、今回のW様邸は10年を超えていましたが、ひかくてき傷みが少なかったのでUVプロテクトクリヤー仕上げで施工させていただきました。
太陽の光が反射していい感じです♪
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塗料は半製品
前回の日記で日本ペイントの営業さんがいらしゃったと書きましたが、その雑談の最中、営業さんが発した言葉の一つに『塗料は半製品ですから』というものがありました。
昔から言われている表現ですが、久しぶりに聞いたのでまさしくその通りだと思いました。そうなんです、塗料は半製品なんです。
どういう事かと申しますと、車や電化製品は完成品ですが、塗料はただの樹脂です。その樹脂である塗料を職人の手によって塗ることで塗膜になりますので、そこで初めて完成品となります。
ですので、逆の見方をすると手抜きのしやすい職種と言えます。材料を替える事も塗り回数を減らす事も出来るわけですから、このあたりモラル・会社の考え方がかなり影響するように考えます。
『ここは塗らんでいいやん』『しなくていいやん』という事が会社の中で蔓延したら『あれもいいやん』『これもいいやん』という事になり、最終的には『家の塗り替えなんてしなくていいやん』ということになります。冗談ではなくて。
先日、ある現場の近所で、そういう事を考えさせられる様な出来事がありました。多くは申しませんが、いずれにせよ損害をこうむるのは、きまって依頼した側になります。