この『月々雑感』も6年目を迎えました。
ホームページにご訪問いただいた方に少しでも役立つような記事を綴っていけたらと思っています。月に数度の更新ですがちょくちょく覗いていただければ幸いです。
月々雑感
パーフェクトトップ
長いトンネルを抜けると雪国であった、、、
すみません一度言ってみたかっただけです。
というわけで昨日、電車を乗り継ぎ長野県の松本市まで塗り替えセミナーへ行ってきました。通常であれば長野県までセミナーを受けに行く事はありませんが、原島塗装店さんの原島社長が講師をされるということでその応援と自分自身の勉強という意味合いで参加してきました。
参加人数は70名。これだけ多くの方が一日潰してまでもセミナーを受けようとする姿に同業者として、何だか嬉しい気分になりました。セミナーの内容は日本ペイントのパーフェクトトップについてです。
現在の戸建て住宅塗り替え市場はシリコン樹脂での塗装が大半です。弊社も数多くシリコン塗装を施工してきましたし、コストパフォーマンスという点では優れた塗料です。ただ、弊社にかぎって言えばこの1、2年はシリコンの使用量がだいぶ少なくなってきました。
それだけ良い塗料が登場してきたという事と、お客様のニーズが多様化してきたからなのですが、メーカーさんの方も、ここ最近はシリコンに代わる低コストで高品質な塗料の開発に力を入れています。
日本ペイントで言えば今回のラジカル制御形と呼ばれるパーフェクトトップ。TOTOは次世代の光触媒であるハイドロテクトECO−HG。この2つがシリコン市場の中でどれだけ認知されるか注目しています。
セミナー後はもう1人の講師であるDrサイディングこと古畑先生、原島社長、(株)霜鳥の霜鳥副社長、同営業さん、大阪から同行した(有)成田塗装の大倉社長らと懇親会を開きました
話せない内容ばかりですが、為になる話ばかり。立ち位置が違えば見えてくる景色も違うのですね。勉強になりました。
景色と言えば冒頭の雪景色を見てテンションが上がりましたが、隣に座っている新潟出身の大倉社長は冷静でした(笑)
冬の外壁塗装について
あっと言う間に2月に突入しました。ポカポカな日もあり大分過ごしやすくなりましたが、それでも朝晩は冷え込み、この時期は仕方ないなぁっと思っていましたら先日、山形県で塗装業をされてるゆうき総業(株)の結城社長のお話を聞き、『なんと自分らは恵まれているのか。』と感じてしまいました。
山形県ではこの時期(12月~3月)雪の影響で普段塗装業をされてる方が、関東の中心部へ全然違う職種として出稼ぎに行く事もあるらしいのですが、結城社長ご自身がそうしたくないため、社員、社員の家族を守る為に塗装業をメインにバンバン受注し経営をされています。
寒冷地の作業はと言うと、朝から雪かきをするのはいつもの事で、足場内に雪が入らないようにナイロン養生をしたり、下地を乾燥さすために足場内にジェットヒーターを設置したり、またある時には屋根全体をブルーシートで覆う事もあるのだとか・・・それでも価格は通常どおりで、当然ながら品質も維持したままでお客様にお引き渡ししなければならないとの事。
自分自身、姫路に住んでいた頃は和田山周辺(兵庫県北部)の現場で経験したことがありますが、朝から雪かきをし溶けるのを待って作業開始、日が暮れるのも早いですからほとんど仕事になりません。作業効率が極めて悪いです。結城さんに限らずでしょうが、豪雪地帯で塗装業、建築業をされてる方の創意工夫はスゴイですね。ほんと尊敬します。
さて、北海道、東北地方等とは比べものにならないですが、大阪でのこの時期の塗装について自分なりに考えを書いておきます。
というのも、この時期よく尋ねられる事として
『冬に塗装しても大丈夫ですか?』
というご質問があります。
何回かこの月々雑感でも書いてきましたが、結論から申しますと全く問題ありません。但し、屋根・外壁塗装を行う際は何点かの注意点があります。(あくまで弊社の考えによるものと概ねとしてのお話しです。)
・屋根塗装は10時~14時までの施工
・下塗り材・下地調整剤は充分に乾燥させる事
・シーリング材は1週間以上の乾燥をとる事
あと、外壁塗料の種類によってはより慎重にならなければならない場合もあります。思いつくところで書きましたがこんなところでしょうか。ご覧いただいたとおり、その分工期に影響してきます。通常の1.5倍くらいかかるでしょうか。10日で完了する場合は15日、2週間かかる場合は3週間。それでも問題がなければこの時期に工事を着工しても問題はありません。
謹賀新年 2015年
明けましておめでとうございます。
本日から2015年のスタートとなります。
正月は寝屋川の成田山へ家族で初詣に行ってきました。成田山に来るのは初めてで、特に信心深い方ではありませんが境内に足を踏み入れると空気が凛としており心が引き締まってきます。
御賽銭を入れ手を合わし、おみくじを引き、帰ろうかとしたところ見つけたのが今年の運勢と書かれた掲示板です。
数え年で見てみると・・・
運気開ける年。新事業よし。貴人の引き立てありて成功する。3.6.7月は不信心なれば末運となる。
(※画像をクリックすると大きくなります)
数え年の調べ方についてはコチラ
新事業と言うのは何なんでしょう。
良さそうな雰囲気であることは間違いないようです。
年明け早々にトラックのバッテリーが上がっていましたが(笑)
しまらないオチとなりましたが
本年も精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。
今年一年ありがとうございました。
先ほど、御見積書を提出し今年最後の業務が終了致しました。
この一年を振り返り、自社にとって印象に残る出来事を挙げたいと思います。
■6月に店舗来店型にしました。
お客様をお迎えできる体制に。という事で店舗を借りて営業を始めました。とうぜんですが塗替えをメインにしておりますのでお客様がひっきりなしに訪れるという事はありません。忘れた頃にいらっしゃるくらいの頻度(笑)。ですので来年はもっと来て頂けるように魅力あるものにしていきたいと考えています。塗り替えセミナーなんかもいいですね。
■ニュースレター発行。
構想5年作製3年でニュースレターを発行しました。たった4ページ程度ですが冗談でもなくホントにこのくらいの期間がかかりました。というのも5年前から作ろうとしたら忙しくなり頓挫。これを何回繰り返したか分かりません。単に優先順位だけの話なのですが、今回は集中して作りましたのですぐに出来ました。
が、が、2号まで送って満足したわけでもありませんが、忙しくなりまたまた頓挫してしまいました(汗)。ニュースレターをご請求くださったお客様から工事依頼を頂きましたので弊社にとってニュースレター自体なくてはならないものと自覚しています。3号目は年明けの1月予定です。
■日本塗装名人会が本格的に活動開始。
日本塗装名人会はこの工事日記で何回か紹介させていただいてる塗装団体ですが今年から本格的に活動致しました。
去年の今ごろに書いた記事です。⇒ 日本塗装名人会始動
本物の塗装を提供する団体、日本塗装名人会については来年改めてご報告したいと思います。
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改めましてですが、この一年本当にありがとうございました。
ご質問、ご相談くださった方々。御見積り依頼をいただきながら弊社の力不足で今回はご縁がなかったお客様。最後に、数多くの施工業者から弊社をお選びいただいたお客様。
全ての関わった方に感謝したいと思います。
ありがとうございました。
5年前、この仕事に対して熱が冷めてた時期がありました。来る仕事を淡々とこなすだけの毎日。創業時に思い描いた世界と現実とのギャップに情熱がなくなっていく日々。別にこの仕事でなくてもいいのではないか?とさえ思っていました。
そんな考えがだんだんと変わってきたのは一般のお客様からご依頼いただくようになってからでした。お客様の声、直接いただく感謝の言葉。このような声を戴けるようになってから『塗装って素晴らしいな。』と心底思えるようになりました。
初心忘るべからず
来年も、初めてご依頼いただいた時の気持ちを忘れずお客様目線な施工を心掛けます。引き続き弊社エイケン工業をご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
年末年始休業のご案内 2014年12月30日(火)~2015年1月4日(日) の6日間、お休みさせていただきます。 1月5日(月)9:00から営業開始いたします。 |
シーリングの厚み確保
まずは近況のご報告から。ここ一か月で完了したお家で公開可能なお客様のみ掲載したいと思います。
・外壁 ファイン4Fセラミック
・屋根 ガイナ
・外壁 ファイン4Fセラミック
・屋根 サーモアイ4F
・外壁 パーフェクトトップ
・屋根 サーモアイSi
・外壁 ファイン4Fセラミック
・外壁 アステックペイント EC-2000F
・外壁 TOTO ECO-HG(光触媒)
改めて振り返るとシリコンでの塗装がめっきり減りました。弊社にかぎって言えば高耐候、あるいは機能性をもった塗料。従来のシリコン等ではなくいわゆる1ランク上の塗装を選択される方が増えたように思います。
もちろん、シリコンの塗装がだめなわけではありません。最低限の機能はもっていますのでニーズが一致したお客様にはシリコンで。それとは別の話でお客様のご要望自体が多様化しているように感じます。
さて、塗り替えの際の機能性塗料はいいに越した事はありませんがそれよりも重要なのは下地作りです。今回はそちらのお話しをしたいと思います。
こちらはシーリングの打ち替え前、打ち替え後の写真になります。シーリングを打つ際、気を付けなければならないのが厚みの確保です。
こちらは既存のシーリング材がボロボロの状態で防水機能を発揮していません。また、新築時の張り方が厚みを確保できない施工となっています。
そしてこちらが厚みを確保したシーリングの打ち方になります。ここまでやると防水性が機能します。
シーリングも塗料も同じです。規定量(この場合は厚み)を充分に充填することによって本来もっている性能を発揮できるのです。
年末までは数棟となりましたが、事故なく完了させ正月を迎えたいと思います。寒さ厳しくなっておりますが、くれぐれもご自愛ください。