A.

 

 

ご相談ありがとうございます。

確かに塗装のことを全く知らない方でも、よく存じあげられているのは日本ペイントさんや関西ペイントさんになります。

最近は日本ペイントを主流として使うことが多くなっていますが以前は関西ペイント一辺倒だった時代もありますのでどちらも良い塗料メーカーに違いありません。

 

ただ、その他の中堅？メーカーさんが塗料に問題あるかと言えばそんな事はありません。

 

その中でもお名前がでたダイフレックスさんは、前身が恒和化学工業と言いまして塗料業界で言えば老舗の名メーカーになります。
(以下から敬称省きます)

 

※前身といっても実際には老舗の塗料メーカーである恒和化学が倒産しダイフレックスに吸収された形が正しい言い方です。

　
その恒和化学工業の隆盛を極めてた時代は凄かったらしいです。どこもかしこもマンション、ビル、の外壁塗料は恒和化学だったとのこと。
　
　
現在売上げ高日本一の塗料メーカーであるエスケー化研は以前の名称が【四国化研】と言いまして、自分が塗装屋になりたての30年近く前はまだ四国化研でした。
　
　　
その後すぐにエスケー化研と名称を変えましたが、大阪の塗料メーカーがなぜ商号の中に【四国】と入れていたかと言うと、その頃、恒和化学工業が大阪の東三国(地名)にあって、【三の国】を超えるには【四の国】にしなければならない。打倒恒和化学工業！というわけで四国化研になったという逸話があります。

　
西宮の塗料ディーラーO氏が自信満々に言っていました。
真偽のほどは定かでありません^^;

　
その話自体、都市伝説かもしれませんがあの時代、四国化研(現エスケー化研)が恒和化学工業(現ダイフレックス)を追いかける立場にあったのは事実でしょう。

　
それほど歴史のあるメーカーさんですので、ダイフレックス製品であるダイヤブランドや無機系塗料。また多彩模様のアーバントーン、カレイドなどは自信をもってお薦めできる塗料になります。

　
あともう一点付け加えるならどの塗料メーカーさんも得手不得手がありまして、メーカーという大きい枠組みで使う使わないを判断しているわけではなく、区分けした分野で使う使わないを判断しています。

●●の外壁塗料は使うけど屋根塗料は使わないといった感じです。

　
大阪平野区のオリエンタル塗料のことは未だお客様の中で知ってる人は皆無ですが、屋根塗料としては大手メーカーに勝るとも劣らない高品質な塗料を作っています。

　
この文を書いてて、製造している塗料メーカーさん、納品していただいてる塗料ディーラーさんのおかげで我々は生かされているのだとつくづく感じます。

　
余計な話をしてまとまりのない文章となりましたが、いずれにしましても大手メーカーなら安心、一般的に無名メーカーなら問題ありということは決してございません。安心してお選びください。

 

追記

この記事を書いてから数日後に工場の塗り替えがありまして、オーナー様が「この缶を持って帰って欲しい」とおっしゃったので持ち帰ろうとして見てみたら四国化研の缶でした(笑)

 

一般の方からするとただのゴミ。塗装屋からしてもゴミにはちがいないのですが激レアな缶のため思わずスマホで撮影(^^)