ご相談ありがとうございます。

今回のファイン浸透シーラー+ファインシリコンフレッシュという塗装仕様についてですが結論から申しますと全く問題はありません。

メーカーのカタログはあくまで代表的な使用例として表示している場合が多く、細かい仕様に関しては記載がされておりません。

これは経験上ですがどちらかというと外壁の痛みがひどくない場合を想定して塗装仕様を掲載している場合が多いと感じています。

お家の外壁は100軒あれば100通りの傷み具合があり、それぞれを現場に伺った業者が判断するものになります。

ファイン浸透シーラーは屋根塗装の際にも使われる2液の溶剤型塗料になります。密着に優れサイディングボードに向いている下塗り塗料です。欠点を言えば若干臭気がしますのでその辺を気をつけていればいいのではないでしょうか。

また上塗りのファインシリコンフレッシュについてですが超汚染型と言い、日本ペイントの中では屈指の美観性を誇る塗料になります。個人的にはいい仕様だと思います。

2点目のご質問についてです。例えば下塗りが日本ペイントで上塗りがエスケー化研という意味でしょうか？それを前提にしてお話しますと問題のない場合と問題のある場合があります。

下塗りの中にも万能型のシーラーなどもありますのでそれを塗ってから他社メーカーで上塗りを塗った場合、ほとんど問題は起きないと思われます。問題のあるケースは専用下塗り材がある場合です。

例えば最近流行りの遮熱タイプという塗料はほとんどの場合、専用下塗り材があります。メーカーの指定する専用下塗り材になりますので問題があるかどうかは別として同一メーカーで仕上げた方がいいでしょう。

どんな塗装であれ、仕上げた後に不具合が出たことを想定すると、責任の所在という問題が付いてまわりますので同一メーカーで仕上げた方が好ましいです。

　
以上になります。またわからないことがありましたらご質問ください。