外壁の色について|注意点と失敗を防ぐには
外壁の色についてお尋ねします。
外壁の色を決める際何か注意点とかあるのでしょうか?
ご相談ありがとうございます。
外壁の色選びですね。弊社のお客様もカタログのみ見られ5分ほどで決めてしまう方もいらっしゃれば、一ヶ月かけ決まらない方もおられ様々です。
最低10年間、外観はお決めになった色になりますので慎重になるのは理解出来るのですが、悩みだすと迷いのスパイラルに陥ってしまうこともよくあり、そうではなく気軽に決めてしまった方がいい色合いになることが多いように思います。
さて、色自体はお好きな色で構わないのですが、色選びに関して2点ほど注意点があります。
まず1点目。お家周辺の景色に調和していること。
2点目。地域ごとに景観法という色決めの条例があるということ。
この2点だけは守られた方がいいでしょう。
要はどちらもド派手な色を塗らないでください、ということですね。ご自身のラッキーカラーがショッキングピンクであってもです(笑)
このあたり、古い神社仏閣が多い地域になればなるほど意識された方がいいかもしれません。
奈良や京都に行けば、ツートーン程度抑えた色合いの看板になっており、周りの目も景観を意識しています。
景観法については以前書いた記事がありますのでこちらをご参照ください。
それでは色選びに失敗しない方法です。
色選びに失敗しない方法
現在の流行と言いますか、傾向としましては『淡い色合い』の塗装が主流になっています。
最初の色選びは【使用する塗料のカタログ】と【日本塗装工業会発行のポケット版】この2種類から候補を絞っていくことになります。
▼使用する塗料のカタログ(パーフェクトトップ)
▼日本塗装工業会発行のポケット版
失敗しないという意味では【使用する塗料のカタログ】から選択した方が失敗する確率という点では少なくなるでしょう。というのもこのカタログ自体、外壁の塗り替えでよく使われる人気色が掲載されているからです。
一方の【日本塗装工業会のポケット版】は赤、黄、青、緑の原色など公共物や企業の指定色がたくさん掲載されており、あまり戸建て住宅で使われることのない塗料もたくさん載っています。
最初に【使用する塗料のカタログ】から選び、その中にいい色がなかった場合には【日本塗装工業会のポケット版】から選ぶといいでしょう。
その後に、大きめの見本板(A4版)を取り寄せたり、カラーシミューレーション等の流れになります。
やはり最初に申したとおりあまり深く考えずに、分からない時は施工業者さんにお聞きして色選びをお楽しみください。
以上になります。また分からない事がございましたらご質問ください。