塗装時の臭いについて
3ヶ月の赤ちゃんと2歳の子どもがいます。今回、住んでいるアパートで外壁の塗装をすると案内がきました。子ども達に健康被害が無いか心配です。
ご質問ありがとうございます。
具体的な健康被害については私自身、専門的なお医者さんではありませんので、分かりません。参考程度にしかならないかも知れませんがご了承ください。
塗料の臭気は、建物(今回はアパート)の構造によってお部屋の中に入りやすい建物、その逆に臭気が入りにくい建物があります。塗装期間中シンナー臭がするという事で換気扇を付けるかたもいらっしゃいますが、逆に外気を呼び込む事になりますので臭気が一層ひどくなる場合もあります。
外壁の塗料に水性の塗料を使用する場合、独特の臭いはありますが、それほど刺激臭がするわけではありませんのでおそらく問題はないのではないかと思われます。問題は溶剤(ようざい)と呼ばれるシンナー臭のある塗料です。
外壁が水性塗料と想定して、それ以外に溶剤のよく使用される箇所、工程は以下の通りです。
・屋根の錆止め塗装、上塗り
・コーキング前のプライマー
・付帯部(樋、雨戸、シャッターボックス、庇(ひさし)、鉄の手すり)
などになります。本来であれば全て水性での塗装になればいいのですが、このあたりの部位は溶剤が使われる可能性が高いでしょう。
いずれにしましても施工会社、管理会社に小さい子供がいる事をお伝えした方がいいです。ある程度の対処もしてもらえるはずです。
弊社の例で言いますと、過去にシックハウスのアレルギーが強いお客様がいらっしゃいました。開店間もないお店に入っただけで体調が悪くなるとおっしゃっていました。
その時は使用する塗料の成分表もお渡ししましたが、ご自身の体調をよく理解されていた方ですので、溶剤を使う数日間は外泊されていました。
このあたり人によってずいぶん変わってくるものだと思います。通常であれば溶剤臭のある塗料で施工しても問題はないかと思います。ただしアレルギー等があるお子さんがいる場合は念には念をで対策をしてください。
状況が分からず軽々に言う気はありませんが、臭気がした時は迷わず外に出てくださいね。