あっと言う間に2月に突入しました。ポカポカな日もあり大分過ごしやすくなりましたが、それでも朝晩は冷え込み、この時期は仕方ないなぁっと思っていましたら先日、山形県で塗装業をされてるゆうき総業(株)の結城社長のお話を聞き、『なんと自分らは恵まれているのか。』と感じてしまいました。
山形県ではこの時期(12月~3月)雪の影響で普段塗装業をされてる方が、関東の中心部へ全然違う職種として出稼ぎに行く事もあるらしいのですが、結城社長ご自身がそうしたくないため、社員、社員の家族を守る為に塗装業をメインにバンバン受注し経営をされています。
寒冷地の作業はと言うと、朝から雪かきをするのはいつもの事で、足場内に雪が入らないようにナイロン養生をしたり、下地を乾燥さすために足場内にジェットヒーターを設置したり、またある時には屋根全体をブルーシートで覆う事もあるのだとか・・・それでも価格は通常どおりで、当然ながら品質も維持したままでお客様にお引き渡ししなければならないとの事。
自分自身、姫路に住んでいた頃は和田山周辺(兵庫県北部)の現場で経験したことがありますが、朝から雪かきをし溶けるのを待って作業開始、日が暮れるのも早いですからほとんど仕事になりません。作業効率が極めて悪いです。結城さんに限らずでしょうが、豪雪地帯で塗装業、建築業をされてる方の創意工夫はスゴイですね。ほんと尊敬します。
さて、北海道、東北地方等とは比べものにならないですが、大阪でのこの時期の塗装について自分なりに考えを書いておきます。
というのも、この時期よく尋ねられる事として
『冬に塗装しても大丈夫ですか?』
というご質問があります。
何回かこの月々雑感でも書いてきましたが、結論から申しますと全く問題ありません。但し、屋根・外壁塗装を行う際は何点かの注意点があります。(あくまで弊社の考えによるものと概ねとしてのお話しです。)
・屋根塗装は10時~14時までの施工
・下塗り材・下地調整剤は充分に乾燥させる事
・シーリング材は1週間以上の乾燥をとる事
あと、外壁塗料の種類によってはより慎重にならなければならない場合もあります。思いつくところで書きましたがこんなところでしょうか。ご覧いただいたとおり、その分工期に影響してきます。通常の1.5倍くらいかかるでしょうか。10日で完了する場合は15日、2週間かかる場合は3週間。それでも問題がなければこの時期に工事を着工しても問題はありません。