今年から始めた付帯部のフッ素仕様が大好評です。
付帯部というのは家の周りに付いている樋・雨戸・庇(ひさし)・水切り等の部分の事。通常はウレタンやシリコンで塗装するのが一般的です。
弊社の場合、ウレタンはここ数年使っていませんが主流として使用していたのは1液の弱溶剤シリコンか2液の弱溶剤シリコン。それを価格は据え置きでオールフッ素に切り替えたわけです。もちろん使用するのは日本ペイントのファイン4Fセラミックです。
去年にご契約いただいき今年に施工、というお客さまも契約書上ではシリコンになっているわけですが、それらもフッ素に切り替え。実際問題、シリコンに比べ5倍近く塗料代が違うわけですから弊社に負担がかかるのは事実。それでもやりたかったのは塗装専門店としての心意気を見せたかったからです。
グレードアップとは言え当初と違う内容の工事になるわけですから一言お伝えしなければなりません。
「そうなんですか、ありがとうございます」
「分かりました。お願いします」
お客様の反応は上々です。
ま、塗装を拘らない方にとっては単なる自己満足の世界ですが、【塗装専門店がお客様に何をご提供できるか?】ヒントをくださった先輩同業者さま、ありがとうございます。
さて、近況としましては、ありがたいことに連日お問合せいただく毎日。お問合せと比例して御見積り提出となったらいいのですが、なかなかそうはいかず連夜追い込んでいます。
本日は少々驚いた出来事がありました。
いつものように、あるお客さまのところへご訪問し御見積り書を提出した時のこと。
何種類かの案をご提示したのですが、それを見てお客さまが
「永濱さんのおススメは?」
「そうですね、どれもいいのですが選ぶとしたらコレですかね」
「じゃあ、それで」
「え?もう少し検討されては?」
「私は初めから永濱さんに頼もうと思っているから、そのあなたが薦めるのでいいです」
ご提示から30秒もかかっていませんでした。
通常、数日検討されてお返事を頂く場合が多いですが今回は即決です。数千円のものならいざしらず、そこまでしてくださるのは信頼してくださってるという事。
胸を張って言う事でもありませんが金額だけで言えば弊社より安いところはいくらでもあります。最近は特に価格破壊?が異常で驚きを通り越してあきれる事もしばしば。
先ほども電話で、ある塗装単価についてご質問がありましたがあり得ないほどの安い金額でビックリしました。その金額でその塗料ですと品質のいい施工が出来るわけありません。
塗装はいくら高級塗料を使っても施工が雑なら塗膜性能を発揮しません。それなら廉価な塗料を使って数年ごとに塗り替えをした方がマシというわけです。
話はそれましたがご依頼くださったお客様、工事は少し先になりますがよろしくお願い致します。ありがとうございました。