久しぶりの更新となります。
この2ヶ月ほどバタバタしており、なかなかホームページの更新が出来なかったのですが、本日、成田塗装の大倉くん(以下 大)から電話があって、、
大 「事務所まで行っていいですか?」
永 「う~ん、ちょっとバタバタして厳しいかも、、、」
大 「ほんとは何か悩み事でもあるのでしょ?」
永 「ん?いやいや、単に忙しいから。ごめん」
大 「ほんとは鬱病かなにかでは?僕悩み聞きますよ!」
永 「だから忙しいだけやっちゅうねん(笑)」
という会話がありました。
ほんとに鬱だったらどうするの。相変わらずおもろい男です(笑)
心配してくれるのはありがたいですが、FB(フェイスブック)もホームページも更新していないのは、悩み事があったわけでもなく、もちろん病気でもなく、この2ヶ月はほんと忙しかっただけのこと。
たしかに、1ヶ月以上更新しなかったのはホームページを作ってから初めてのことかもしれません。毎日更新している人からすれば大したことはありませんが、それでも自分なりに今までこまめに更新してきました。
さて、そのホームページですが、開設したのが2006年の3月ですから、先々月で10年の月日が経ちました。
長かったような短かったような、、、それでも大半のホームページが閉鎖されることを考えると10年もよく続いていると我ながら感慨深いものがあります。
感慨ついでに、少しだけ昔話を振り返りますと、、、
10年前。当時、満を持して作ったホームページですが、開設から3ヶ月経って電話が鳴ったのは3本。そのうちの2本はSEO業者で、1本は間違い電話(笑)お問い合わせ電話は一本もなく散々な結果でした。
※開設してから2年経った頃のホームページ。なぜかトップページを紙で印刷していました。キャプチャー画像でとっておけばと少し後悔していますが、それよりも何よりも、電話番号が下の方に小さく載っており電話が鳴らないのは一目瞭然です(笑)
そんな状況でしたので、開設してから3年間で東大阪の工場塗り替えを1件ご依頼いただいたのみ。3年間で1件ですので経営的な視点から見るとホームページ自体何の役にも立っていません。
本気で取り組み始めたのが2009年ですから今から7年前のことです。ある事がきっかけで、下請けを続けていることに精神的にも、経済的にも苦しく、ホームページでどうやったらお問い合わせを頂けるか?元請けになるのにはどうしたらいいのか?それを真剣に考え始めました。
そのきっかけというのは、もう時間が経っているから言えますが、あるリフォーム店の下請けの工事をしていて事故が起きたことです。事故と言っても怪我をしたとかではなく、マンションの2階から1階への水漏れ事故です。
原因は、2階にキッチンがありその蛇口をひねったこと。通常であれば水は排水へと流れるものですが、配管をつないでいなかった事により1階へ水漏れ事故が起きてしまったのです。
その1階にはそのマンションのオーナーさんが住んでいて、タンスに入っていた着物などが水びたしとなりました。オーナーさんからすれば上の階から工事が原因で水漏れを起こしているのですから怒って当然のお話です。
ただ、その2階の工事には水道屋さんやクロス屋さんなど5,6社が毎日入れ替わり立ち替わりで入っていたので誰が蛇口をひねったか?水漏れを起こしたのかは分かりません。結局オーナーさんが水漏れに気づいた日に上階で工事をしていたのは弊社でしたから元請けのリフォーム屋さんから問いつめられる事となりました。
言い訳する事も出来ました。今、客観的に考えてもウチではなかったと思います。それよりも、その元請けのリフォーム屋さんがウチに責任を押し付けている感をひしひしと感じましたので、その時は何というか心境的に言い訳する気力にならず「ウチの責任にしてください」と言って保険を使って直しました。ウン十万かかったと思います。
工事をしていたのは事実ですし、そもそもそんな元請けの所から仕事をもらっている自分が悪いという心境になったわけです。
この一件があって、心底このままではマズイと感じ危機感をもち始めました。でも、自社が【元請けをしたい】と言ってもどうしたらいいのか分かるはずもありません。
捨てる神あれば拾う神ありとよく言ったもので、ちょうどその頃に、建設業許可でお付き合いをしていた行政書士の先生がホームページに詳しいこともあり相談したところ一から教えてもらうことになりました。
その先生に言われた通り、徐々にホームページを変えていき、結果お問い合わせを頂くようになりました。
今でもその行政書士の先生には足を向けて寝れません。
建設業許可を取りたい方はこちらで(笑)
建設業許可サポートセンター
少し余計な昔話をしてしまいましたが、なぜこのような話をするかと言うと最近たまに年下の同業者さんから相談されるからです。
工事をやっても赤字。工事をしたのに元請けからお金をくれない。
などの話を聞きます。過去には同じような経験をしましたので、上から目線で言う気は全く無いですが、どれだけ今が辛くてもピンチはチャンスに変わるということです。
あの事故がなかったら、ウチは今でもどこかの下請け工事をしていると思います。もしかすると廃業して違うことをしているかもしれません。
自分が変われば、自分の居場所は必ずあります。
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文章を書きながら、話が変わってきてキャラにもなくアツく語ってしまいましたが(笑)いずれにしましても同業者に心配されないよう、これからはもう少し更新していきます(^^)
最後に、ご依頼いただいた方のおかげでホームページ開設10年を迎えることができました。ほんと感謝しています。これからも永建工業をよろしくお願い致します。