2月の末からスタートした東大阪のW様邸。
残るは足場の撤去のみとなりました。
今回、使用した塗料は日本ペイントのピュアライドUVプロテクトクリヤーです。サイディングボードの塗り替えと言えば、通常の場合ですと塗りつぶし仕上げになるのですが、このUVプロテクトクリヤーは透明仕上げです。そのため現在の意匠性を替えたくない場合は最も適しています。
メーカーの推奨は新築から10年以内のサイディングボードでの施工であり、今回のW様邸は10年を超えていましたが、ひかくてき傷みが少なかったのでUVプロテクトクリヤー仕上げで施工させていただきました。
太陽の光が反射していい感じです♪
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塗料は半製品
前回の日記で日本ペイントの営業さんがいらしゃったと書きましたが、その雑談の最中、営業さんが発した言葉の一つに『塗料は半製品ですから』というものがありました。
昔から言われている表現ですが、久しぶりに聞いたのでまさしくその通りだと思いました。そうなんです、塗料は半製品なんです。
どういう事かと申しますと、車や電化製品は完成品ですが、塗料はただの樹脂です。その樹脂である塗料を職人の手によって塗ることで塗膜になりますので、そこで初めて完成品となります。
ですので、逆の見方をすると手抜きのしやすい職種と言えます。材料を替える事も塗り回数を減らす事も出来るわけですから、このあたりモラル・会社の考え方がかなり影響するように考えます。
『ここは塗らんでいいやん』『しなくていいやん』という事が会社の中で蔓延したら『あれもいいやん』『これもいいやん』という事になり、最終的には『家の塗り替えなんてしなくていいやん』ということになります。冗談ではなくて。
先日、ある現場の近所で、そういう事を考えさせられる様な出来事がありました。多くは申しませんが、いずれにせよ損害をこうむるのは、きまって依頼した側になります。