前回の日記でご紹介した吹田市のM様邸の施工も残すところ手直しと足場解体のみとなりました。
雨の中での全景写真ですので
写りがもうひとつですが
それでも見違えるほど綺麗になりました。
やはりハイドロテクトコートは白がいいですね。
通常、雨の日は作業をお休みさせていただく事が多いのですが
施工箇所の最終チェックをしております。
噴霧器で水をかけて、親水性の確認です。
上塗りの塗り残しがあれば、塗膜の上にかけた水がハジイテしまいます。
ハイドロテクトの場合はハジイテしまってはダメで
塗膜の上にかけた水がなじまなければならないのです。
普通は乗用車の窓に塗るガラスクリーナーのように
撥水効果のある方が汚れが付かないような気がしますが
実はその逆で水がなじむ方が汚れが付きません。
水がなじんだところを写したつもりですが
何を写したさえも分かりません(^_^;)
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先日、屋根塗装の依頼でご訪問したお客様宅でのお話です。
お客様と雑談の最中、他社様が提出された御見積書について
『この塗装仕様ってどうなんですか?』とお客様から聞かれました。
このような場合は正直答えにくいのが本音(^_^;)
そもそも自分のところの提案が一番だと思って提出しているわけですから(他社様もそのはず)
慎重に言葉を選びながらお話をしなければ
ただ単に、けなしている。と、とられかねません。
知っている事実はお教えしますが
よほど間違っている場合を除き
「いいんじゃないですかね」と肯定的にお答えする場合が多いのです。
というのも塗装仕様というのは
10社の塗装屋さんがあれば
10通りの考え方があります。
それは
塗料メーカーでも同様で、それぞれの考え方があるのです。
そこには当然、
見解の相違はありますでしょうが
いい工事で施工しようという目的は同じはず(そう思いたい)
ただ今回はいつもと少し違っていました。
お客様から差し出されたその御見積書を拝見すると見慣れない塗装仕様だったのです。
そこのお客様の屋根材はモニエル瓦という洋風瓦でして
特殊な塗装仕様と言うほどではありませんが
私の知る限り数社の塗料メーカーでしか扱っていない塗装仕様になります。
剥がれ例が多いんですね。この瓦の場合。
『ん??このメーカーのこの塗料でモニエル瓦が塗れたかな?』と
一瞬、私自身が無知なだけかと思ったのですが
調べてみると
やはりモニエル瓦に対しては塗れない塗装仕様でした。
見解の相違ならまだしも
塗料メーカーが『塗らないでください』と注意喚起している塗装仕様を
一般のお客様に提案するのはやはり問題があります。
悪気があっての提案ではないでしょうが自戒を含め気をつけたいですね。