突然のご報告のなりますが、有限会社 永建工業の創業者、永濱正明が、去年12月末に心筋梗塞により帰らぬ人になりました。
あまりに突然の事でバタバタしてしまい、お問合せ等を頂いた多数のお客様にはご迷惑をお掛けしたこと心よりお詫び申し上げます。
また、ご葬儀に参列して頂いた、メーカー様、日本塗装名人社様や塗魂ペインターズ加盟各社様、関係各社様、本当に有難うございました。
沢山の人に見送られ、弟も喜んでいる事と思います。
申し遅れました。
私、永濱正明の実兄の住友一也と申します。
苗字が違うのは私が嫁方の両親と同居したのがきっかけで嫁方の姓になっただけです。
私は浴室やキッチン、トイレなどの水回りや内装リフォーム店を経営しており、弟が外壁や屋根の工事、私が内装工事と、これまでお互いの会社が協力してやってきました。
私が、大手リフォーム会社などから下請け工事を請け負っている時、あまりの理不尽さに円形脱毛症になってしまい、それを見た弟がホームページの作成を勧めてくれたおかげで現在の私の会社があります。
弟が亡くなった現在でも、
「永濱さんのおかげで現在の私があります。」
と感謝の電話があります。
そういうお電話を頂くだけで、弟の事を本当に誇らしく思います。
私と弟は小さい頃からずっと一緒にいた記憶があります。
長男とは歳が離れているせいか、ずっと私と遊んでました。
私が高校2年生、弟が中学2年生のクリスマス前の23日。
父親の経営する塗装会社が倒産し、弟と私は両親と離れ、親戚の叔父の家に預けられることとなりました。
肩身の狭い生活が嫌で、私は大学進学をあきらめ、とにかく家を出たい一心で大阪で就職しました。
残った弟は高校に進学しましたが、やはり肩身が狭かったのか、高校を辞めて叔父の塗装業を手伝いました。
それが、弟の塗装人生のはじまりです。
それから10年くらい経ったでしょうか。
弟も両親も私のいる大阪に住むことになりました。
一緒に住むことはありませんでしたが、弟は親父や兄と一緒に仕事をし、
そして弟は独立。
この有限会社 永建工業を設立しました。
両親の部屋も弟が借りてくれました。
父親が亡くなり、病気がちだった母親も去年亡くなりました。
母親は晩年、介護が必要でトイレも一人ではいけませんでした。
ある日、病院に連れていく日があったのですが、車に乗せるのに抱いて乗せる必要があります。
私は少し照れがあって抱く事に躊躇していると、
「俺が乗せるわ」
と弟がヒョイと抱きかかえ車に乗せたのを妙に覚えています。
ずっと一緒に住めなかったせいか、両親想いの弟でした。
去年、母親が亡くなった時、
「少し、責任から開放されたわ」
と言っていました。
まさか、母親と同じ年に弟も亡くなるとは夢にも思いませんでした・・・
この度、私、住友一也が新代表として就任します。
長男の永濱龍聖も取締役として、私と一緒にこの「有限会社 永建工業」を盛り立てていきます。
また、水回り専門工房 株式会社 住友リフォームも永建工業グループとして一緒に頑張っていく所存です。
弟が大事にしていた「永建工業」そして従業員の方々、そして残された家族・・・
長男龍聖が代表になるその日まで、必ず守っていこうと思います。
関係各社様、御教授の程宜しくお願い致します。
また、いままでに塗装工事をして頂いた顧客様、これから塗装工事をお考えのお客様。
有限会社 永建工業は創業者 永濱正明のスピリッツを忘れる事はありません。
これからも「エイケンスピリッツ」で頑張りますので何卒宜しくお願い致します。
代表取締役 住友一也