梅雨が明け本格的な夏に突入しましたね。アツい、アツいと連呼しそうですが(笑)工期が順調よく進みそうです。
さて、先日リフォーム産業新聞のサイトを見ていてなかなか興味深い記事を見つけました。
1棟当たりの塗装請け額が15万に・・・塗装業界の裏側とは?!
【塗装現場の今 ~下請け職人の現実~】と題して塗装職人さん、代表者さん、塗料屋さんとの座談会。
匿名だからこそ言えるのでしょうが生々しいですね^^;
ここ数年は付き合いのある同業者さんが以前と比べ変わりましたので直接このような話を聞く機会がめっきり減りました。
記事自体すごく極端な例かもしれませんが、現実はこんなもんでしょう。
私自身の話になりますが15年以上前、一番最初に請け負った工事は戸建て住宅の全面塗り替えで25万円でした。あまりにも安すぎるので工事が完了してから『もう無理です。やっていけません』と元請け会社に言いに行ったら次の現場は倍の金額をくれました。
(おっこれならなんとかやっていけるかも?)と思ったら次の現場はまた半分に戻りました(笑)
つまり、こういった元請け会社は『飴と鞭』の使い方が絶妙なんですね。ですので現状維持が心地よい業者さんはいつまで経ってもやめられない。というわけです。と言うより、どうしていいか分からないが正解かもしれません。
ただ、こういう仕事をしていると、
そこのお家に思い入れもないし、、、仕事を頂戴しているという感謝の気持ちはありません。
単に仕事をこなしているだけとなり結果、仕事に対してのプライドもなくなるわけです。
本来であれば現場で実際に作業をする職人こそスポットに当たるべき。職人を永くやってきたせいかそう強く感じますし、このような悪しき慣習は改めるべき、だと思います。
が、その一方で何よりも請け負う塗装屋さん自身が変わっていった方が早いようにも思います。そんな風に感じながらこの記事を読んでいました。
先々月で弊社は無事12期を終了し13期に入りました。先ほどお話しした初めての現場の時、この先こんなんでやっていけるかな?と不安になった事を今でも憶えています。
こうやって何とか続けてこられたのは、出会った人、仲間、お声がけ頂いたお客様のお陰です。感謝の気持ちを忘れず細く永くこれからも続けていきたいと思います。