【水性形一液外壁用防水上塗材】
『外壁の割れ』にお悩みの方はこの塗料!
アステックペイントのEC-5000PCM(IR)は、オーストラリア生まれで通常の塗料に比べ6倍の伸縮率を持った塗料です。
立地や環境によって細かなヒビ割れが発生するお家には、有効な塗料になります。
通常のアクリル塗料とEC-5000PCM(IR)はどう違うの?
EC-5000PCMはアクリル塗料になります。
塗料のことを知ってる方であれば、アクリル塗料は【塗料業界ではもっとも安く、耐候性の低い塗料】と認識されている方は多いのではないでしょうか。
確かにその通りです。
ただしそれは不純物がたくさん入ったアクリル塗料です。
本来、アクリル樹脂の性能としては、透明度が高く、飛行機の窓や水族館の大型水槽に使用されるほど耐久性の高い素材です。
EC-5000PCMはアクリル樹脂の不純物を一切排除し、アクリルの実力を最大限に引き出した『ピュアアクリル樹脂』で、高耐候性塗料になります。
進化し続けたECシリーズ
製造メーカー「アステックペイント」の中でもECシリーズは代表塗料ですが、過去を振り返ってみると、最初に販売されたのが【EC-2000】で、その後【EC-2000DG】【EC-2000F】と続き現在は【EC-5000PCM(IR)】となっています。
オーストラリアで生まれたEC-2000が日本の風土に合うよう進化し続け、現在はEC
-5000PCM(IR)ということになります。
ちなみにIRとは遮熱塗料です。EC-5000PCMは通常タイプ。EC-5000PCM-IRは遮熱タイプというわけです。
EC-5000PCM(IR)の長所とは
①耐候性
促進耐候性試験(スーパーUV)600時間(15年以上相当)をクリアー。フッ素樹脂塗料と同等の耐候性を持ち、塗り替え後の光沢を長期間保持する特徴があります。
※あくまで試験環境下における実測値であり、耐候性を保証するものではありません。 実際の自然暴露環境下では、下地の状態、施工方法、気象条件等により耐候性は異なる場合があります。
EC-5000PCM(IR)はなぜ紫外線に強いの?
ピュアアクリル樹脂の分子量は、一般的なアクリル樹脂の約50~100倍大きいのが特徴です。
そのため紫外線により破壊される樹脂破壊ポイントが少なくなり、一般的なアクリルより高い耐候性を保持できるのです。
有機ガラス配合でさらなる耐候性を実現
また、EC-5000PCM(IR)は耐候性を更に高めるために有機ガラス成分(ポリカーボネート樹脂)をブレンドしています。
分子量の異なる2種類の樹脂を使用することで隙間なく分子が配置され、塗膜が緻密になるため、より高い耐候性を実現しました。
有機ガラス(ポリカーボネート樹脂)は、エンジニアプラスチックの代表として、電気製品や自動車などの多くの工業製品に使用されています。
光・雨・温度の変化に耐え、衝撃に強く壊れにくい性質を持っています。
②防水性
建物自体にひびが入っても水の侵入を防ぐ600%伸縮する塗膜
一般的な弾性塗料には塗膜を柔らかくするため可塑剤という成分が含まれています。
可塑剤を入れることにより、塗膜は柔らかくなります。
可塑剤を含む身近なものとしては、輪ゴムを思い浮かべてください。輪ゴム古くなった輪ゴムは、硬くなりすぐに切れてしまいますよね?あの現象は、可塑剤が気化してしまっていることにより起っています。
塗膜内の入っている可塑剤は3〜5年で気化してしまいます。
その結果、塗膜の伸縮性能が低下し、防水効果を失いひび割れを起こし、そこから雨水が侵入しますので塗装としての役割を果たせません。
EC-5000PCMには、この可塑剤を未使用で、ピュアアクリル樹脂そのものが弾性をもつため、長期にわたって弾性を維持します。
③遮熱性
夏を涼しく、外壁の蓄熱を防ぐピュアアクリル塗料に含まれるナノセラミック粒子により、太陽光に含まれる近赤外線を反射・放射し、外壁の蓄熱を防ぎます。
また、これは案外知られていないことなのですが、よく外壁で使用される窯業系サイディングは夏場になると蓄熱し、表面が60℃以上の暑さになります。
鉄と同じように、温度が上がるとサイディングが膨張し、温度が下がると収縮しますので、その分シーリングに負担が掛かります。
微量ですが、外壁に遮熱塗料を塗ることで、シーリングを保護することにも繋がります。
EC-5000PCM(IR)の浸透性は?
通常、弾性系の塗料と言えば、湿気を逃す力、透湿の機能がない。と考えるのが普通です。
ただ、これも分子量が大きい為、ピュアアクリル樹脂同士の結合部分に隙間があり、湿気を外に逃がす為、透湿性に優れた塗料と言えます。
オーストラリアの塗料なのに日本の風土に合ってるの?
ご存知の方も多いかと思いますが、お家にとって一番の敵は、【水・湿気】です。
財団法人が毎年行っている建物クレームの調査によりますと、最も多いクレームは、「外壁からの雨漏れ・ひび割れ」とされており、この結果から、不具合を防ぐ為には「お家に水を入れない」ことが重要であることが分かります。
EC-5000PCM(IR)は、国土が日本の約22倍もあるオーストラリアで生まれました。
高温多湿・砂漠・強い紫外線・豪雪・塩害など、世界でも類を見ない厳しい自然環境のオーストラリアで、建物を永く守るために進化を遂げてきたのがアステックペイントです。
2000年10月に日本での施工がスタートしてから、日本の風土に合わせて改良をし続け、長年塗られ続けているのがEC-5000PCM(IR)です。
アステックペイントEC-5000PCMの欠点
良い事ばかりを書いていますが、欠点がないのか?と言えばそうではありません。自分(永濱)が思うアステックペイントEC-5000PCMのデメリットを記してみたいと思います。
■乾燥に時間が掛かる
普通の外壁塗料に比べ乾燥までの時間が掛かります。冬場は特に乾燥が遅い為、工事期間が伸びてしまう場合があります。
■価格が高い
やはり一般のシリコン塗料などに比べて価格が高いです。塗膜性能を発揮するには薄く伸ばして塗るのが特に厳禁な塗料ですのでご理解ください。
■低汚染性が一般塗料レベル
低汚染機能が一般レベルです。
伸縮性を実現する為には柔らかい樹脂を使用しなければなりませんので、仕上がった塗膜が柔らかい分、どうしても汚れが付きやすくなります。その為、冊子周り等に雨筋の汚れがある場合、近いうちに再発してしまう可能性があります。
以上のような特徴から、「外壁にヒビがある」「雨漏れを発生させたくない」とお考えの方には最適な塗料です。
上記はいずれもピュアアクリルの純度を保つため仕方のない事だと言えます。外壁塗料の選択はどこに重点を置くかが大切です。
EC-5000PCMの長所は耐久性と防水性に優れていること。これだけで欠点をカバー出来るだけの価値があります。
EC-5000PCMの伸び率
さて、そのEC-5000PCMの塗膜ですが、本当に600%以上も伸びるのか?論より証拠ということで、(株)アステックジャパン大阪営業所の在津君にご協力いただき、実際に乾かした塗膜片で実験を致しました。
果たしてどうなるのか?動画の最後は意外な結末に?!
35秒の動画になります。再生ボタンをクリックしますと音声がでます。
最後は、笑うしかなかった在津君(笑)
自社の商品の凄さに改めてビックリしていました。ご協力ありがとうございます。
ここまで伸びる塗膜はこのようなお家に有効です。
・現在、外壁からの雨漏りに悩んでいる。
・外壁のヒビ割れが心配。
・今後のために安心を得たい。
上記に当てはまる方は、ぜひアステックペイントのEC-5000PCMをお選びください。