ちょっと塗装の話とはそれますが
最近読んだ本の紹介です。
『日本でいちばん大切にしたい会社』
坂本光司 著
「この本だけは絶対に読んでください」
と知り合いから強く勧められ読んだのですが
パラパラっとページをめくっていくうちに
のめり込んでしまいました。
だれもが知っている有名企業ではないですが
エピソードを交えながら5社を紹介しています。
まえがきから、ちょっとだけ引用します。
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こうした企業の存在は、「問題は内ではなく外」と嘆き悲しむ、被害者意識に凝り固まった他力本願タイプの中小企業の【5つの言い訳】を、ことごとく否定してくれます。
【5つの言い訳】とは
・景気や政策が悪い
・業種/業態が悪い
・規模が小さい
・ロケーションが悪い
・大企業/大型店が悪い
です。
そしてこの5つの言い訳をする経営者は必ず
『そこにわが社の業績が上がらない最大原因がある。
変わるべき・変えるべきなのは外部環境である』
と言います。
そうした経営者は、いつの時代にもこれら5つの言い訳が口ぐせになっています。
~中略~
こうしたタイプの経営者お会いしたあとの帰り道は現場や事務所で懸命にがんばっている社員やその家族,さらには下請け企業の社員などを思い浮かべ、正直、つらく、悲しくなってしまいます。
少なくとも、それらの経営者が率いる組織を『大切にしたい』などとは決して思いません。
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これを読んだ時、思い出したのですが
独立当初、自分自身、こんな事をよく言ってた時期があります。
同業者や建設業の人と集まると
『あそこの元請けが悪い』
『単価が安すぎてやっていかれん・・・』
愚痴しか言ってませんでした。
その場は『傷の舐めあい』?『慰め合い』で満足するのですが
当然、次の日になっても現実は何も変わりません。
当時を思い出して恥ずかしくなります。
いつ潰れてもおかしくない会社だったのに
何とかやってこれたのも
出会う人やお客様がよかったかと思います。
この場を借りて、感謝申し上げます。
この6月から8期目を迎える事が出来ました。