先日、完了したお家のご紹介です。
枚方市Yさま邸 施工前
お家の躯体はしっかりしているのですが
既存塗膜は密着していませんでした。
足場組み立て後、まず始めたのは浮き箇所の徹底調査です。
浮き箇所撤去 ⇒ 高圧洗浄 ⇒ カチオンフィラー塗布 ⇒ ファイン浸透シーラー ⇒吹き付けタイル ⇒ オーデフレッシュSi
と工程が多いため工期が1ヶ月かかりましたが
ここまで手間をかけた分、安心です。 施工後
続いては
平野区のMさま邸です。 仮設足場組み立て後。
お隣との境が狭く、施工上ギリギリのスペースしかありません。
20年前の僕なら入れますが、今では到底無理です。(T_T)
僕以外は皆、ガリガリなんで大丈夫でしょう。
この記事を書いてる頃は、終盤になっています。
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先日、取引のない塗料屋さんが営業にきました。
営業と言っても塗料は塗装に関わることなので
こちらとしては歓迎です。
ご存知ない方のために補足すると【塗料屋さん】と言うのは塗料メーカーから材料を仕入れて当社のような塗装店に小売りする業者さんです。
お店によって、それぞれの特色があり
日本ペイントに力を入れてるとか、
関西ペイントの取引につよい、などの長所があります。
どのような塗料店であっても
私共のような立場からするとお付き合いしていて損はありませんし、そもそも、この方々がいなければ塗装店は成り立ちません。
ただ、この時の営業マンの
『ウチの単価知りません?安さなら負けませんよ』と
胸を張って言ってきたのには
一瞬で引いてしまいました。
これをお読みの方は
『ん?塗料なんかは安ければ安いほどいいんじゃないの?』
と思われるかもしれません。
誤解のないように書いておきますが
私自身『安さをウリにする事』を否定なんかする立場でもなく塗料自体は安いに越したことはありません。
その分、お客さまに還元できるわけですから。
ただ、
『材料の手配は早いです。しかも安いです』ならいいのですが、初っ端から一番のウリが安さなら
少し、考えてしまうのが本音です。
というのも
今まで、塗料店・協力業者も含めて安さをウリに
している業者さんには散々嫌な思いをしました。
急に連絡が取れなくなる。仕事が粗い。
二言目には『安いから仕方がないじゃないですか』などと言われる始末。
塗料の事を質問してもなしのつぶて。
結局、そんな事があるとお付き合いは終了してしまうのです。お互い後味も悪いです。
この時の営業マンの言葉にも
『塗料の安さを追求していませんので他をあたってください』とやんわり言って帰っていただきました。
家の塗装の場合には
塗料の選定が重要になってきます。
特に使ったことのない塗料の場合は
情報が少ないため慎重になります。
そんな時、こちらが聞いた質問には誠意に対応してくれる塗料屋さんのほうがありがたいのです。
創業時には
私自身も安さしかウリがなく件数はこなしていましたが、こんな事を続けていると廃業するのではないかというジレンマでもありました。
今だから言えるのですが
いい塗装工事というものは
適正な価格でないと無理だと考えてるのです。
PS
ちなみに、ぼったくられるのはもっと嫌いです(^_^;)