辞典によれば、セミプロとは本職ではないが,技芸などが本職に準ずるもの。
だそうです。
ここ数年、お伺いした先のお客様は、全員が全員とは申しませんがほとんどの方が大なり小なり塗装について勉強されています。情報は全てインターネットですが、中にはプロ顔負けの知識をお持ちの方もおられ、こうなると、もはやセミプロの域です。あまりの知識ぶりにコチラ側がビックリしてしまいます。
一般のお客様へ直接施工していない塗装屋さんと比べてみても知識という点だけなら負けないのではないでしょうか。
自分自身、ホームページ開設当初から【依頼する側はある程度の情報を持っておくべき】と常々そう書いてきました。そうする事によって塗装リフォームで失敗する確率が減るからです。それはそれでいい傾向だと思います。
ただ、言葉は悪いですが中途半端な知識を持つと、時に逆効果になる事もあります。
先日、御見積り依頼でお伺いした時の事です。お家の屋根に上ってみると、屋根の塗装が剥がれていました。お客様は『施工した塗装業者の塗り方がよくない。』とおっしゃっていましたがよくよく話をお伺いすると、その剥がれた塗料はお客様ご自身が指定した塗料とのこと。
元々は違う塗料を、塗装屋さんが提案したらしいのですが、どうもその提案にお客様は納得がいかず『屋根の塗装はコッチの塗料でしてください』との要望で、ある塗料に変更したみたいです。
そのある塗料とはネームバリューはありますが、屋根の塗装で数々の不具合が発生していて、塗装屋の中では使えない塗料として有名なもの。
おそらく、その塗装屋さんも知っていたはず、ではありますが受注したいがために断れなかったのでしょう。結果論にはなりますが、当初提案していた塗装仕様であれば、そのような不具合が起きていない可能性だってあるはずです。
また、これは他府県の方からのご相談でしたが、塗料も勉強した、シーリング材も勉強した、なのに工事が完了した後に不具合が発生したというもの。これなんかは塗料とシーリング材の相性があまりよくなかった。という結論でしたが、色んなホームページを見ると頭がこんがらがってしまい余計な情報まで仕入れてしまいます。
いずれにしましても過剰なくらい知識を詰め込むのは良くない、と最近はそう感じている次第です。
そういった経緯から塗装仕様などでお悩みの方は、弊社の施工エリア内外・依頼の有無に関わらずお答えしていきたいと思います。
nagahama@eiken-kohgyo.jp までご連絡ください。
(写真・エクセル等の添付が可能です。)
※出来るだけ具体的に書いて頂いた方がお答えしやすいです。
※あくまで私(永濱)の考え方になりますので、それが正しい。といったものではありません。また、実際に現場調査していないものを推察でお答えする部分がありますので、そのあたりはご了承ください。