7月に入りました。
雨が続きます。施工中のお客様にはご迷惑をおかけしております。
さて、今回の月々雑感はいつもと違った内容でお知らせします。
まずはこちらの画像をご覧ください。
▼仮設足場中の建物
こちらの画像は、リトアニアのカナウス市というところにある杉原記念館(旧日本領事館)改修工事の様子です。(facebookから拝借しています。)
まだ工事をする前の仮設足場の段階ですが、補修跡が見られ、外壁が傷んでいるのが分かります。
個人的には外国の仮設足場が興味津々で、踏み板を見ても長さが日本の2倍くらいあるでしょうか。
大きすぎるので日本の建物にはちょっとむいていないですね・・・
「おいおい、いきなり何の話をするねん」とツッコミありがとうございます。失礼しました。
私の所属している塗魂ペインターズの姉妹団体であるTOKONインターナショナルが杉原記念館の改修工事に関わることとなりました。
TOKONインターナショナルが杉原記念館を改修工事するに至った経緯はこちらからお読みください。
(文字か画像をクリックすると違うサイトにとびます)
杉原千畝ハウス修繕プロジェクト
お読みいただけたでしょうか。
傷んでいる外壁を見ると無性に直したくなるのは職業病です。
他国と言えど旧日本領事館は歴史的な価値があり、また後世に残さなければいけない建物なら尚更です。
ただ、新聞を読んで「俺達の出番だ」と思い立つのは池田さんだけだと思います(笑)
もしかすると、池田さんは杉原さんと同じ岐阜県生まれのはずですから、そのあたりの使命感が沸き立ったのかもしれません。
それでも普通は、自分も含めて一時のアツさも時間とともに冷めていき、傍観者になるのが常ではありますが、池田さんは違います。
障害があればあるほど燃え、身内びいきを差し引いても、行動力と交渉力は業界一、日本中探してもこういう方はそういません。
気付いたらリトアニアに行って話をまとめてきて、気付いたら足場が立っていました。
実際のところ、日本の建物ではなく外国の建物ですから行くのも大変、交渉はもっと大変だったと思います。
そういうところを一切見せないのが池田さんなんです。
自分を犠牲にしても、自社を犠牲にしてでも【人に尽くす】というあたり杉原千畝さんと似てるのかもしれません。
『私たちがやりたい事とは、そのスギハラハウスの修繕ボランティアです。目的は、ただそれだけです。それ以外の目的や意図、狙いは一切御座いません。』
と記事に書いていますように、何か打算的な狙いは一切ありません。裏表のない方です。
思うに今回のクラウドファンディング(寄付)を実施するにあたり葛藤があったと思います。
私自身もパスポートを更新してむかう予定です。
よろしければご協力いただければ幸いです。