ある日突然、雨漏りが始まった時。
もちろん賃貸住宅でも嫌なものですが、がんばってやっと手に入れたマイホームなら、そのショックは図り知れませんね。
築年数が数十年経過して、全体的な老朽化が進んでいる状態であれば、とうとう来たか…という諦めの気持ちもあるかもしれません。
しかし、「えっ!もう!?」というような築浅の住宅に雨漏りが起こるケースも、意外と多いんです。
住まいの劣化を加速させ、時には健康被害さえ生じかねない、雨漏りの原因とは?
大きく分けると、この3つに集約されます。
①経年による劣化
これは誰しもいつかは、という漠然としたイメージはあるのではないでしょうか。
建物によって差がありますが、防水処理や屋根が寿命を迎えることによって起こります。
ある意味これは仕方ありません。
②天災の影響(台風、地震など)
外壁や屋根は、一年を通して太陽光や風雨、雪などにさらされ続けています。
突風、強風による割れやズレが生じることも多いですから、築10年頃には一度チェックを行うのが良いですね。
地震保険や火災保険で修理費用をカバーできる場合があります。
③施工不良
築10年未満での雨漏りは、施工に何らかの問題があると考えられます。
「住宅瑕疵担保責任制度」による無料修理が適用されますから、建築した業者に連絡を取りましょう。
しかし、これを聞いただけでは「じゃあ、今困っている雨漏りはどう解決すればいいの?」という印象ですよね。
原因から生じる結果…最終的には雨漏りですが、雨漏りを引き起こしている直接の原因究明をしなければなりません。
具体的にどこで何が起こっているのか?どうして雨漏りしているのか?
それを正確に判断し、対処しなければならないのですが、これがかなり難易度の高い作業です。
へたに行うと再発を繰り返してしまうことも多く、「雨漏り診断士」という資格試験もあるほどなんですよ。
セルフの応急処置だけでずっと対応できるものではありませんから、ここは急がば回れ。
信頼できるプロフェッショナルに依頼し、きちんとした修理を行うのが最良の策と言えるでしょう。