屋上笠木からの雨漏りをブリッジ工法で修理

屋上の笠木ジョイントから雨漏りがしている場合、極論を言いますと既存の笠木を撤去し、下地を確認および修理し新しく笠木を取付ければいいのですが、予算の都合上どこの現場でもそういう訳にはいきません。

今回は、比較的かんたんで安く済むシーリングのブリッジ工法をご紹介いたします。

ブリッジ工法とは橋を架けるようにシーリング材を盛りつける工法で、厚みが付けられない形状の場合は有効な工法になります。

笠木部分のシーリングに亀裂が入っているのが分かります。

それではブリッジ工法の工程にいきましょう。

ジョイントの両サイドにバックアップ材 を並べます。	外側も同じように厚みが付くように 設置させます。
プライマーを塗ってから、たっぷりと シーリング材を充填していきます。	ヘラで空気を抜きながら抑えていきます。
外側も同じようにヘラで 抑えていきます。	このあと充分に固まるまでシーリング材 を乾燥させます。
シーリングが乾燥したら並べていた バックアップ材を撤去していきます。	これだけだとアルミとシーリング材の つなぎ目が弱いので、再度テープを貼り 取り合い部分にシーリングを打ちます。
先ほどと同じようにヘラで 押さえていきます。	テープをとると完成です。

シーリングの厚みを確保するブリッジ工法のご紹介でした。